ゲシュタルトの祈り | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

今回は、「ゲシュタルトの祈り」 を紹介させていただきます。

ゲシュタルトセラピーを提唱したドイツの心理学者フレデリック・パールズの言葉です。

他者との関わり方を表した、真実をついた言葉だと私は思います。

パールズ自身、グループセッションのときにこの言葉を

参加者みんなで暗唱したといわれています。
 

 


・ゲシュタルトの祈り

私は私のために生きる。

あなたはあなたのために生きる。

私は、あなたの期待に応えるために生きているのではない。

あなたも、私の期待に応えるために生きているのではない。

あなたはあなた。私は私。

偶然にも私たちが出会えたのなら、それは素敵なことだ。

もし出会えなくても、それは仕方がないことだ。



私は、誰かと協力して活動をするとき、
よくこの言葉を思い起こします。


その人と一緒に活動をしたいと思ったとき、
私自身、その人に貢献できるように、
心を込めて接しますが、

選ぶのはその人

2人が出会えたら素敵なことですが、
出会えなかったとしても、仕方ないのかなと思います。


日本語の『ゲシュタルトの祈り』は、翻訳に際して、
若干ニュアンスが異なったバージョンを見かけるので、
ここに英文も紹介させていただきます。

英文に関しては、パールズ本人が書いたされています。



・Gestalt Prayer

I do my thing, and you do your thing.

I am not in this world to live up to your expectations,

And you are not in this world to live up to mine.

You are you, and I am I, and if by the chance we find each other, it’s
beautiful.

If not, it can’t be helped.