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【子どもが語る夢の大切さ】―――自分の夢①

子どもへの願いは数多くあります。
(こんな子どもに・・・の記事 ⇒    )


最近になって、夢のもつ力に圧倒されました。
「夢をもちなさい」と言葉で言うことは簡単ですが、
どうしても本心では言えず、
本心でないので、言葉に説得力をもたせることができずにいました。

なぜか・・・。自分の夢を叶えられなかったからです。


以前、医者になりたかったと書きました。(記事はこちら
動機は、家族にあります。

暗い話になってしまうかも知れませんが、私には姉がいました。
でも、物心つく前に「白血病」で亡くしています。
姉が6歳、私が5歳でした。ほとんど記憶はありません。
私が生まれてほどなくしての発症だったようで、
姉は即入院し、家で一緒に過ごした時間がほとんどありませんでした。
母は姉につきっきりで看護していました。
白血病は今は治る病気ですが、当時は、無菌室で子どもが面会できない状態。

姉との記憶で思い出せることは、祖父の車で病院に通ったり、
たまに外泊許可が下りて、家に帰ってきたときに花火をしたり、
遠出したディズニーランドでは、姉はベビーカーから一歩も降りられなかった。
記憶にあることはそれぐらいしかありません。
あとは写真で見て知ることができるくらい。

お葬式の記憶もありません。

中学生になって初めて、いろんな話を母から聞きました。
姉が入院していたのは、大きな総合病院。
設備も整っていたはずです。
「白血病は骨髄移殖でしか治せない」と担当医から言われていたそうです。
そして「うちにはその設備がないからできない」と告げられた、と。

初めて聞く事実に、戸惑うばかりでした。
正直、「そんなことを言う医者がいていいの?」「救える命なんじゃないの?」
「何で病院を移らなかったの?」 そう思ったことを今でも覚えています。


でも、私が医者になりたいと本気で願った動機は、
姉のことではなく、母のことにあります。


【子どもが語る夢の大切さ】―――自分の夢② へ続く…