サスティナブル共育ワークショップ2 Day2 | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日は、令和4年度日進市市民自治活動推進補助金事業

「サスティナブル共育ワークショップ2 Day2」

を開催しました。



今回は、満員御礼でお届けできました。

遠方からもお越しいただき、ありがたいことです。

 

今回のテーマは

「フィンランド教育&日本の先進教育事例と多様な学び」

でした。

 

最初は「フィンランド教育」・

てら小屋遊学舎代表の日下由紀子さんがお話ししてくださいました。

 

フィンランド教育と日本の教育の比較がありました。

フィンランドは対話型で、考えて、それを言語化をすることを

大切にしているとのことでした。

 

そのヒントとして、

枠にとらわれない、

周りをよく見る、

視点を広げる、

いろいろ試す

ことが求められていることを

様々なワークを通して楽しみながら学びました。

 




2番目は、「日本の先進教育事例」

麹町中学校の元校長工藤先生が開催された校内研修に参加された

小谷春美さんのお話しでした。

 



OECDの世界基準を目標にした教育を行っていて

非認知スキルを高めることを大切にしているそうです。

子ども達には当事者意識を持ってもらい、

経験を通して得たことを俯瞰して見る力であるメタ認知を

大人も子どもも高めていくことを脳科学者を入れて実践しているとのことでした。

脳科学の知見を元にすると、

子どもに対するアプローチが変わってきます。

 

topicは、

・レジリエンスを高めるために、うまくいかないことだけではなく、些細な出来るようになったことは

何かをしっかり刻む

・心理的安全状態をどう作れるか

・プロセスを大切にする

・自主、尊重、創造を伸ばすために何ができるか

・学校に関わる人を当事者にすること

・答えのある問いを出す習慣を変える

・ヘルプスキル、リクエストスキルを高める

・自己決定を促す問いかけをする

でした。

 

3番目は、「日本の多様な学び」として

鹿児島県の硫黄島でしおかぜ留学をしている

硫黄島学園8年生の村松征家くんに発表をして頂きました。



自立すること、自信をつけることが目的で

親元を離れる選択をし、

魚が好きな征家くんは、将来の目標に向けて

魚のいる環境を選びました。

また、島の人の優しさ、暖かさに触れて

ここを決めたそうです。

 

目の前のことから逃げない力を身につけ、

自分の気持ちを相手に少しずつ伝えられるようになり、

様々なチャレンジをする力をつけている様子が伝わってきました。

 

硫黄島での学びは、

こちらでの学びとは異なり

その土地だからこそできる学びがたくさんありました。

体験からの学びが多いのは特徴的です。

こちらの生活で当たり前になったことがないことでの生きる力も身につけています

 

自然との共存

人々との繋がり

考える力

 

教育で大切なことは

「学校」「里親」「地域」の連携がある

ことという話もありました。

 

学びの深い時間となりました。

次回は8月20日(土)です。