食べ物の味を
しっかり感じられるような
食生活を大切にしたい
幼少の頃、
母親は、インスタントや化学調味料を好まなかった
避けられると食べたくなる幼少の頃
でも、食育、食農に携わるようになって
その大事さに気づく
調味料でも
食材の味を引き立てるものには、
雑多なものは入っておらず
本来成り立つものだけでできている
野菜もお肉も卵も
どういう過程でできているかで
味が全く異なる
たまたま目にとまった本を読んでいて
持続不可能な社会を我々が選択した場合、
将来、完全栄養食で生きる時代が来るかもしれない
それはサプリのようなもので、
あっという間に食べ終わり、
食事を楽しむというものでは全くない
生きるための餌でしかない
実験である人が1か月完全栄養食だけで過ごしたそうだが、
最後の方は気分が落ち込み、孤独を感じたそうだ
このままこの生活を続けたら、体は健康でも、
精神が壊れてしまうことが目に見えている
味覚だけではなく
人だからこそ感じられる
五感を大切にすること、
そして、人と人との繋がりを感じられることが
人が人らしく生きるための基本
この基本がなくなってしまう方向に進むことは
是が非でも避けたいものである
「人が人らしくあるためにどういうことを大切にしますか?」