子どもを教え戒めるには | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

佐藤一斎の言葉

「小児を訓うるには、苦口を要せず。

只だ須らく欺く勿れの二字を以てすべし。

これを緊要と成す。」

 

<解釈>

子どもを教え戒める場合には、

耳の痛い忠告は必要ではない。

ただ、人を欺いてはいけないというだけでよい。

これが極めて大切なことである。

 

あれしなさい

これしなさい

なんで○○しないの

と1日に何回言っているだろうか

 

これを何回も1日に聞かされたら

うるさいなー

と反発になりかねない

 

ついつい言ってしまいがちだが、

「それは、その子に視点に立っているだろうか?」

と私自身に問いかけてみると、

多くの場合は、

私がしてほしいことで、

子どもは望んでないことかもしれない

 

何のためにという理由も

やらせたいからというこちらの意図見え見えの

子どもだましのようなものは

意味を成さない。

そんなことは子どもは見抜いている

 

ひょっとしたら目の前の子どもの行為行動は、

私を投影しているだけ

なのかもしれない

 

佐藤一斎のように

どういうときに戒めるのかを決めておくと

いいのかもしれない。

 

「その発言は、その子の視点に立っていますか?」