国立青少年教育振興機構による
高校生を対象にした調査の結果が
先日発表された。
「自分はダメな人間だと思うことがある」
→「とてもそう思う」「まあそう思う」
日本は72.5%、中国は56.4%、アメリカは45.1%、韓国は35.2%
「人並みの能力がある」
中国とアメリカはおよそ9割に上り、韓国も7割近く、日本は55.7%
このほか、
「友だちがたくさんいる」
「勉強が得意なほうだ」
「体力に自信がある」
といった項目で「そう思う」と答えた割合が、
日本はいずれも4か国の中で最も低く、
自己肯定感が低い傾向。
国立青少年教育振興機構の
明石要一研究センター長は、
「日本の家庭や学校では、幼いころは子どもを褒めても、
成長するにつれ叱ったり注意したりするほうが多くなりがちで、
それが自尊感情に影響しているのではないか」と分析しているとのこと。
自己肯定感をどう育むか、
その人のいいところを見つけて
そこを伸ばしていくことが
大切なように感じます。
成長するにつれて、
学校の成績にフォーカスが当てられがち。
それがよい悪いという視点だけで、
その子自身をよい悪いと判断することは
問題がある。
講座や講演でもよく話しますが、
人は悪い点に目が行きがちだからこそ、
その特性を知った上で、
いい方へ目を向けること。
また、その人1人ができることはほんの少しであって、
万能に出来る必要がなく、
それぞれの得意を知って、
それを発揮し合うことで、
より多くの人が活躍する場が生まれる。
その得意が志に繋がるのであれば、
やはりそこを伸ばしたい。
それが自己肯定感に繋がっていく。
「目の前の人のいいところはどこですか?」