火曜日、ご縁をいただいて、
コープカレッジの講演を聴きに行ってきました。
テーマは「楽しく食べる食育で子どもが伸びる」
名古屋短期大学の小川先生のお話。
食育は、「食育基本法」という法律に
「今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、
徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づける」
と書かれているんですね。
確かにその通りだと思います。
今回のお話は、
楽しく食べるコツについて、
脳や体と結びつけたお話がたくさんありました。
食によって、五感情報は磨かれますね。
そして美味しいものを楽しく食べることで、
βエンドルフィンやドーパミンといった
快感物質、前向き物質が分泌されるそうです。
だから、無理矢理いやなものを食べさせられたり、
注意ばかりされていると、食事が楽しくなくなるため、
こういったいい物質が出てこなくなるそうです。
だからこそ、食のプラス情報やプラス体験が
重要になってくるんですね。
子どもにとっては、
食事場面の楽しい雰囲気
子ども自身が食のプロセスに関わる(育てたり、つくったり)
が大切ということでしたが、
大人も同じかもしれません。
また、食育で心を育てたり、自己肯定感、生きる力を育てると
いったお話もありました。
ここには、親の影響が大きく関わっています。
茨城県警が調査した、「非行と食事の関係」の紹介がありましたが、
障害や覚醒剤などの事件で逮捕、補導された非行少年は、
自宅以外の場所で朝食を取る割合が一般少年より5倍も
高く、母親の手作り料理や鍋物などで一家で食卓を囲む
機会が少ないことそうです。
僕の周りでお話を聴いていると、
子どものお弁当が、コンビニ弁当ってことが
よくあるそうで、心配になります。
・親が暮らしを大切にすることで、子どもも暮らしを大切にするようになるということ
・成績・暗記だけではダメ。自ら学ぶ力・知的関心、見通しを持って物事を進めていく力、
すなわち、見えない学力の部分が大人に必要な力となる
・しかる・比べるではなく、ほめることが大切
食を通して行き着く結論も、やはり僕がいつもお伝えしていること、
他でも言われているようなことと同じものでした。
様々な視点で子どもにきっかけを与えていくことが大切ですね。
「食育について考えていますか?」