変わらないと | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

スクールの説明会でもお伝えしていますが、
成績だけをを目的にしている方はお断りをしています。
ですから、中3生は、3月の新学期の時点で
それ以降の入会もお断りしています。

それは、時代に即していないから。
いい学校へ行って
いい会社へ行けば
将来安泰なんて時代は、
とうに終焉を迎えました。

いい学校の定義は何でしょう?

多くは内申点、偏差値の高い
ことを意味しているのではないでしょうか。

今の私たち世代は、まだぎりぎりそれでも
良かったのかもしれません。

その価値観を、今の子どもに押しつけている
話はよく聞きます。それを親同士で自慢し合う。。。
だから、どんどんレールを引き、
たとえ子どもがのぞんでいなくても、そこに強引に乗せていく。

いい学校とは、その子にとって、
自分の価値観にあった、
そして、自分を成長させることができる
最高の時間が過ごせる場所では
ないかと思うんです。

自分が学びたいことを
学んでいける場所だと思うんです。

それを選択するためには、
自分でレールを敷く力が必要。
周りはそれレールを敷く応援をするだけ。

自分で主体的に考えて学ぶ力をつけていくこと、
健全なコミュニケーションを通じて、人間力を高めること
がこれからは必要。

現実、ゆとり教育で育ってきた社員が
使えないといった話がよく出てきます。
ゆとりだからという理由ではないところも
あるかもしれません。様々な原因があって、
レールを周りが敷いてくれた世代なんでしょう。
今、新卒者ニートが多い話もありますね。

そこに学歴は全く関係なく、ルーチンワークはできても、
自分で考えた仕事ができない。派遣社員の方がアイディア
が出てきて、仕事もできるといった皮肉なことも。

時代の流れの早い昨今、創造する力がないと仕事にならない。
ルーチンワーク、つまり代わりいくらでもいる仕事しかできないのに、
学生の頃はそれで評価されてきたが、そんな自分が評価されないから、
落ち込んでいく。

学校での勉強は、内申点や偏差値のためにやっているものだとすれば、
誰かから与えられたものを暗記する力があるだけなのかもしれない。

それで、10年以上ずーっときていたとしたら、
そこまでは評価されるに値するでしょうが、社会に出た時点で、終わってしまう。

社会に出て、与えられたことだけができるだけではダメであることを初めて知る。
今までのよかったと思っていた(思わされていた)価値観が、
がらがらと崩されてしまうから、落ち込んでしまうということが出てくる。

このことに気づいている人が増えてきているんじゃないかと思います。
気づいた人から変わらないと。

まずは大人から。大人が変われば、子どもは変わるんです。