昨日は、日経セミナー「プロの喋りのテクニック」の講座を受けに、
ミッドランドホールへ出かけてきました。
講師は梶原しげるさん。もう60をこえていらっしゃるんですね。
そんな風には全く見えず、若くて、パワフル。
日経ということで、サラリーマン風の方が多くいらっしゃいました。
日頃しゃべる仕事を僕もしているので、
何かヒントを得られるんじゃないかと思い、
受講を決めました。
梶原さんのアナウンサー経験にもとづいたお話、発声法、自分の声の見つけ方、
呼吸法、話し方のテクニック、話の聴き方、心理学に基づくお話等々盛りだくさん。
発声法は、非常に興味深いものの一つ。
実は、声にコンプレックスを抱いた時期がありました。
前職での昇格試験で授業をした際に、審査をしていた
役職が上の方の一人が
「声が生理的に受け付けない」
というコメントを残したんですね。
生まれ持ってきたものを否定されたことは、
自分にとって大変ショックでしたし、
こんな評価をする人が子どもを教える仕事をしている
、ましてや上に存在していることに、悔しさ、怒りさえ
感じました。
今は、それをいろんな学び、自分の在り方につなげられて
いると思っていますので、何とも思っていませんが。
リフレ-ムですね。
ここでは、母音の発音の仕方、自分の声とは何かを知る
ヒントを得られました。こういうことを習ったのは実は初めて。
実際に声を出しながら、ワークを行って体感しながらの学びは、
気づきが深いです。
あと、印象に残った話が、梶原さんが文化放送に入社された
ときのお話。研修担当は、みのもんたさんだったそうです。
きっと、みのさん自身も満たされていたんでしょうが、
リスナーだけではなく、働いている人たちのことも満たす
コミュニケーションをされていたことを聴いて、みのさんが今でも
現役で活躍される秘訣を知ることができたような気がします。
梶原さんも、アナウンサーの知識だけではなく、心理学等々にも
精通しているように感じました。学びの幅が広く、様々な面に
応用されている点も、僕にとっては深い学びになりました。
久しぶりのインプット。やっぱり新しい学びはおもしろいですね。
「何が学びたいですか?」