テストが返却される時期。
どうしても点数目が行くと思いますが、
仮に90点とれていたとしたら、ここでどういうアプローチを
かけますか?
ここで、90点をどうとらえるかということになります。
残り10点のの方にフォーカスを当てるか、
それとも、90点にフォーカスを当てるのか。
背景も考えず、残り10点の方にフォーカスを当てていませんか。
子どもたちはやっぱり自分を認めてほしいと思っています。
でも、ここで欠点を指摘してばかりだと、
「100点でなければいけない」
「間違いがあれば認められない」
という意識が、無意識的に埋め込まれます。
この結果、子ども達も無意識的に、欠点に目が行きがちに
なり、いい点を見なくなってしまいますし、自己肯定感を
下げることになりかねません。
仮に50点であったとしても、半分はとれているわけです。
だとしたら、この50点を獲得できたのはどうしてだろうと
考えてほしいのです。
そうすることで、よりうまくいくアイディアが
発見できるのではないでしょうか?
いい部分を伸ばしていくことで、自分を満たし、
より前に進むことができるようになるかもしれません。
だからこそ、周りのアプローチが大切になります。
点数が高くないからといって、その子を否定することだけは
しないでください。
目の前で、いつも元気で、にこにこしていることも
すごいことなんですから。
「いい部分にフォーカスをあてて気づくことは何ですか?」