○に目をつけよう | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

テストが返却される時期。

どうしても点数目が行くと思いますが、
仮に90点とれていたとしたら、ここでどういうアプローチを
かけますか?

ここで、90点をどうとらえるかということになります。
残り10点のの方にフォーカスを当てるか、
それとも、90点にフォーカスを当てるのか。

背景も考えず、残り10点の方にフォーカスを当てていませんか。

子どもたちはやっぱり自分を認めてほしいと思っています。

でも、ここで欠点を指摘してばかりだと、
「100点でなければいけない」
「間違いがあれば認められない」
という意識が、無意識的に埋め込まれます。

この結果、子ども達も無意識的に、欠点に目が行きがちに
なり、いい点を見なくなってしまいますし、自己肯定感を
下げることになりかねません。

仮に50点であったとしても、半分はとれているわけです。
だとしたら、この50点を獲得できたのはどうしてだろうと
考えてほしいのです。

そうすることで、よりうまくいくアイディアが
発見できるのではないでしょうか?

いい部分を伸ばしていくことで、自分を満たし、
より前に進むことができるようになるかもしれません。

だからこそ、周りのアプローチが大切になります。
点数が高くないからといって、その子を否定することだけは
しないでください。

目の前で、いつも元気で、にこにこしていることも
すごいことなんですから。

「いい部分にフォーカスをあてて気づくことは何ですか?」