どうしたら思考力がつく? | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日、授業が終わった後、名駅で最初の会社の同期と毎年恒例の食事会。
仕事のはなし、プライベートのはなし、あれこれ話しているうちにあっという間に
時間が過ぎた感じでした。

さて、その中で今の20代は何かが違うという話になりました。

20代の子達(もちろん全員ではない)は、与えられたことはできるけど、
それ以上はなく、その仕事を何のためにやっているのかを得ないまま、
ただこなしている感があって、ちょっと調べれば分かることでも、
すぐに聞いてくる傾向があるとのこと。

学生の頃に、仕事の仕方を教えてもらったことは僕たちもありません。
きっと上の世代も同じ。

じゃあ、何が違うんでしょうねーって話になって掘り下げていってその場で出た結論。

これは、いわゆる教科の勉強ではなく、そこから派生した自由研究だったり
調べ学習の課題をどうやって取り組んでいたかの違いかなぁって。

昔は、インターネットなんかはなく、ネタを探すために、図書館行ったり、
人に話を聴いたり、どうしたら1つのものを創り上げられるだろうって
一生懸命考えました。

でも、今は情報が氾濫しているので、「自由研究」って検索すれば簡単に
調べられ、それをまねればできてしまうんじゃないかって。

もちろん、創作力を発揮する子もいると思いますが、
それをせず、ただまねて作るだけだと、考える力が結局つかない。
この積み重ねの差なのかもしれない。

教科学習も将来の道を見極めるために必要な部分もある。
しかし、この派生した課題から学んでいることが実はたくさんあるんですね。

国語の問題でたまたま「頭の良さ=人間力」という話が載っていました。

学校のテストで点が取れるから、いい学校へ行ったから頭がいいわけではない。

与えられたことができることがすごいのではなく、
「どうそれを活かすか」を自分で考えて行動におこせるかにかかっているんじゃないかと。

食事しながらそんなまじめな話。