日曜日の中日新聞で、高校生が進学の際、保護者や高校教師の影響を年々受けやすくなってきていることが、名工大の電気情報工学科に入学直後の学生対象にアンケートを毎年採ってきた結果でわかったという記事が載っていました。
僕の卒業したところということもあり、すぐに目のいった記事。
2005年度から2011年度の7年間の調査。アンケートの質問は、「受験する大学を選択した際、参考にした情報源は何ですか?」というもの。
「家族や友人の意見」
05年度…10%程度 → 11年度…20%以上
「高校の担任や進路指導の先生の意見」
05年度…25% → 11年度…40%
両方合計すると
05年度…35% → 11年度…60%以上に上がっている。
パンフレットやホームページは変動がないとのこと。
よって、自分でやりたいことを調べるよりも、身近な方から聞いた評判が進路を左右すると結論づけている。
近年では、大学入試会場に一緒に来場し、終了まで保護者が待っているという子も増えているそうです。
若者の理科離れを食い止めるための研究の一環で行ったものということですが、名工大に限らず、大学を選ぶ際には、どの大学でも同じような現象は起こっているのでしょう。
なんか違和感があるなぁ。
このステージまできたら、やはり自分で調べる力が必要。
自分は何がしたいのか?
何のために大学に行くのか?
理系文系のどちらが向いているのか?
など、自分と繋がることをもっとやっておかないといけません。
じゃあ、もっとこの先、
会社はどうやって選ぶのでしょうか?
保護者は入社試験についていくんですか?
この現状は非常に恐ろしい。
小さい頃から、主体的に物事に取り組み、考え、自分を知るきっかけを作っていき、しかるべきときには、自分で行動が起こせるようにしていくことが大切なように感じます。