昨日の続き。
後半は、アスクネットさんの成果報告。コメンテーターには、行政の視点から文部科学省の方と、コーチングで有名な本間正人さん。
教育コーディネーターが取り組んできた、
「①高校への社会人講師派遣」
「②高校生大賞のインターンシップサポート」」
「③小中学生を対象としたもの作り教室」の
3点について、事例を交えながら、そこから得られたことを、コーディネーター、実施者、受講者の3者の視点から聞くことができました。
学校の先生だけ、企業の力だけでは、実現が難しいことが、コーディネーターが入ることにより、マッチングを可能にする。こういった役割を果たす人の必要性を強く感じました。
子どもたちも机上だけではなく、本物に触れることにより、将来をより深く考えるきっかけになるのはもちろんですし、机上で聞いたことが実感できるのも大きい。インターンシップをやった子どもたちのアンケートを見ても、実際に働いている大人に触れ、働くことで、昨日も書いたような社会人として必要なことを感じるようになるんですね。
また、講座を実施した側にも、「仕事に対する誇りを高める」、「説明をすることにより本質を知る」、「経済的・経営的メリット(CSRの側面、子どもに就職先の1つと思ってもらうきっかけ)」というメリットがあるとのこと。
つまり、キャリア教育を展開することでWin-Winの関係が築けるということです。互いが自分の人生の目標・目的を見つめることになります。
だからこそ、学校に地域や家庭が入り、皆で教育を創っていくことがこれからの時代は求められるのだと思います。
今回の講演を通じて、自分が何ができるかを考えました。
スクールでも子どもたちに本物に触れてもらうために、体験講座や工場見学を実施しています。また、いろんな大人の生き方を知ってもらうために自分も含め、出会った大人の話をタイミングを見てお話しています。これは、今後も継続していきたい。できれば生の大人の声を聞く機会を創りたい。また、自分とつながるきっかけをつくるため、目的・目標を考える機会をつくる仕組みも工夫していこうと思います。
そして、大人に対しても、今の時代に必要な考え方、広い価値観を持たせるきっかけを提供する場を提供できればいいですね。ここにも今後は力を入れたいと考えています。
何にしても、僕が学びを止めることはできません。子どもたち、保護者の方とのコミュニケーションを通じて、必要なことを学び続けます。
今回の報告会では、本当に有意義な時間を過ごすことができました。