あれから1年 | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

去年の3月11日。あの出来事があったときは、保護者の方と電話でお話していました。揺れ方が普段とは違い、一瞬めまいかと感じさせられるような、いつもとは違う地震。


現地の状況が徐々に判明するとともに、今までには感じたことのない衝撃を受けました。

この先どうなるのだろうか。最初はこの言葉が頭の中を支配していました。


その日から1週間は春休みをいただくことになっており、当初は自分を癒す旅に出る予定でしたが、キャンセルし、一人であれこれ考える時間となりました。そこから1週間後、NLPの講座が設定されており、東京に行かないといけないことが決まっていて、これをどうするかも本当に悩みました。


で、出した結論。


この出来事があったからといって、すべてを自粛していても何もことは変わらない。むしろ悪くなるだけだ。であるならば、今までと同じように行動し、経済活動を続けないと、たとえ一人の力はちっぽけであったとしても、最終的に被災地を支援することができないのではないか。そして、自分が被災地に対して何ができるかを考え、動くことにしようと。実際被災地に出向くことはできないが、寄付という形であれば支援ができると思い、すぐに寄付を行いました。ただ、一過性のものでは意味がないので、毎月の寄付、自分が紹介を受けた震災復興のイベントで参加できるときには、寄付を継続しています。


少し話がそれましたが、この考えが腑に落ちてからは、悲観することなく、前に進もうと思い、東京にも行きました。


この出来事やNLPの学びを通して、考え方も変わったように思います。


自然の力は偉大で、人間もその一つでしかない。その人間が自然を支配することはできないのだと。だからこそどう共存していくかも大切であり、いつどうなるかが分からないからこそ、動かないことで後悔するのではなく、動くことが大切なんだと。


先日南相馬市の市長のお話を聴く機会がありましたが、マスコミの情報からは伝わってこない、現場の声をたくさん知りました。


政治も混沌としており、相変わらず利権争い、政権争いが主になっており、現場に目が向いていない。


だからこそ、誰かがやってくれるだろうというのではなく、一人一人ができることを精一杯やっていくこと、現場主義で動くことを大切にして、これからも進んでいきたい。