「秘伝の数学」数学の学び方⑧
数学の学びについて⑧ こんにちは。今回は問題を作ることについて考えます。自ら公式や問題を考え出す、深い思考力が身に付く 次の問題を作るレベルは、新作問題です。新作とはいかなくても単純な数字を変えただけではないレベルの問題です。 まずは教科書の例題で作ってみましょう。基本の問題で、問題を作成する。数字を変えただけのレベルからはじめてもOKです。このレベルのでも解けない問題ができる場合もあります。それも貴重な学習の機会となります。 次に問題の基本原理を使った応用問題を作成するのです。これも原理から考える必要がありますが、とても面白いものです。応用問題は基本問題の組み合わせです。場合によっては難問になりますが、原理の理解は抜群に進むでしょう。 さらに疑問に思ったことは問題にしてみるのです。学問とは、問いを学ぶことなのです。違和感がある、あるいは腹に落ちない事柄には何かが隠されています。その事柄を問題にしてみるのです。深い思考につながります。このような問題作成は問題作成者の立場がわかり、問題の背景が見えてきます。 問題が発展すれば、定理や公式となります。定理や公式は覚えて使うものですが、自分で創り出せれば素晴らしいでしょう。これほどの喜びはないでしょう。ほとんどの人は問題作成までやっていないと思います。 具体的な例で説明します。三角形の三辺の長さからの面積を求める問題です。AB=6,BC=5,AC=3の三角形の面積を求めます。さらに問題を一般化します。辺の長さをa、b、cとして面積を求めます。(基本問題の作成)ヘロンの公式が導かれました。(応用問題)さらにここから正弦定理、余弦定理を導いてみましょう。それぞれの式から余弦定理、正弦定理が導かれます。(問題の発展から定理導出)具体的な問題を解き、さらに問題を発展させて定理、公式を導きました。ヘロンの公式を覚えているだけですと発展が余りありません。問題作成をして考察を深めれば、理解もより進みます。具体例から問題を作成して、思考力を磨いていきましょう。今回はここまで。次回をお楽しみに。