【(言語教育への挑戦)フィリピン滞在記30】
【(言語教育への挑戦)フィリピン滞在記30】言語学習には文法学習がある。この文法学習はたいへんである。身につけることが難しい。日本語教育でも文法は難しい。帰納的方法では、文例で予想させて文法を理解させる。多くの文例で理解させる。この方法は効果がある。それでも修得はたいへんだ毎日、日本語の教育をして気がつくことがある。音がよくないと文法が身につきにくい。音が言語運用能力 に決定的に影響する。実は、音から文法が作られる。人は後付けで文法を説明する。文法が難しいわけだ。我々が無意識に文法を理解できるのは音のおかげである。子どもの会話は音が美しい。子どもは音から無意識に言語を構成しているからだろうか。ネイティブでない人には子どもの会話は理解が難しい。音が決定的だからだと思う。音から無意識に文法を構成する。この無意識の部分。AIを利用してできないか。私の目標である。この学校で教えていて感じることがある。どの生徒も真剣である。正直に言うと、日本では感じたことがないほど真剣だ。本来の学びということを私が教えられている。音が聞き取れない生徒がいる。真剣であるが聞き取れない。私も真剣である。だから相手を見るだけで状況がわかる。励ましてできるととても嬉しそうである。クラスからも拍手がある。こんなことは日本では経験したことがない。この学校で教えている私は本当に幸せだと思う。