よくわからないけれど
悲しい歌ね
Claude François "Les petites souris" (live officiel) | Archive INA
ちいさな二十日鼠
正午ごろに目覚めると
あの子がいるよ
と誰かが教えてくれた
いい朝 ぼくの目の前には
大事に運ばれた お茶とクロワッサン
そして 一切れのパン
あの子は ぼくの手をとって
ぼくに微笑み よく眠れたかとたずねる
どこでも ぼくの目は一点にとまる
ぼくの人生の一輪の薔薇
もしこれが愛ではないのなら
ぼくは言うよ
神様はちいさな二十日鼠も創らない
ぼくがそうだったように 子どもはクリスマスサンタを信じない
パリは海辺に そして夜にエッフェル塔からイギリスまで見えるんだ
神様はちいさな二十日鼠も創らない
そして 一滴の水も投げ入れない
ノルマンディポピーは蒼く
たとえ寒くても 雨が降れば
みんなうっとりするんだ
ときどき 日中に
あの子がいると知っているから電話をする
ぼくと街のどこかでデートをしよう
あの子はドレスアップして
1時間後にタクシーで到着する
ぼくは遅刻だ あの子は辛抱強く待ってくれる
そして ぼくに微笑む
ぼくに会うことが
すこしは幸福であるように
もしこれが愛ではないのなら
ぼくは言うよ
神様はちいさな二十日鼠も創らない
そして今朝
ぼくは 新聞に出ていたタイル工場の社長に会った
誰かが言った
彼らは神様に頼らなくても うまくやっていると
すべての国で ちいさな二十日鼠は創られない
ぼくがそうだったように 子どもはクリスマスサンタを信じない
パリは海辺に そして夜にエッフェル塔からイギリスまで見えるんだ
神様はちいさな二十日鼠を創らなかった
ノルマンディに一滴の水も投げ入れなかった