Comme d'Habitude | En Hommage à Claude François

En Hommage à Claude François

内向的なのに野心家で、神経質で完璧主義者なのに生き方が下手。優しさに満ちているのに激情を秘めて孤独。嘘つきなのに愛らしい。「芸人」と「詩人」の二面性の中で揺れながら進むあなたに、わたしの心臓は共振し、初めて見たときからもうずっと震えが止まらない。

クロードがいっぱい 

若いころもおじさんになっても 

力いっぱい歌う 

 

力の入れ処が 

変わっていったのね 

 

 

Claude François - Comme d'Habitude - Multivideo x 4 👍  

 


いつものように

  僕は起きて君をつっつく
  でも君は目覚めない いつものように
  上掛けを君にかけなおす
  君が風邪をひきはしないか心配になる
  いつものように
  僕の手が君の髪の毛をなでる
  ほとんど心とは裏腹ながら いつものように
  だが君は寝返って僕に背を向ける
  いつものように

  それから大急ぎで服を着る
  寝室を出る いつものように
  ひとりでコーヒーを飲む
  時間より遅れてしまう いつものように
  音を立てず家を出る
  外は灰色一色だ いつものように
  寒くて、僕は襟を立てる
  いつものように

  いつものように、一日中
  そんなふりを演じよう
  いつものように微笑もう
  いつものように笑いさえしよう
  いつものように、つまりは生きよう
  いつものように

  そうして一日が過ぎるのさ
  僕は帰るだろう いつものように
  君のほうは出かけてしまっていて
  まだ帰っていないだろう いつものように
  たったひとりで寝に行くだろう
  大きな冷たいベッドに いつものように
  流す涙、それは隠すさ
  いつものように

  いつものように、夜だって
  僕はそんなふりを演じよう
  いつものように 君は帰ってくるだろう、
  いつものように 僕は君を待つだろう
  いつものように 君は僕に微笑むだろう
  いつものように

  いつものように 君は服を脱ぐだろう
  いつものように 君は身を横たえるだろう
  いつものように 二人は互いにキスするだろう
  いつものように

  いつものように 僕たちはそんなふりをするだろう
  いつものように 僕たちは愛し合うだろう
  いつものように 僕たちはそんなふりをするだろう