癒されたい日のうた
落ち着いていくのよ
Claude François - Si douce à mon souvenir | Deux sur la 2, du 11 janvier 1971
僕に残るやさしい記憶
みんな知っているけれど
悲しみを抱えているすべてのひとのために
君の家の扉は開いている
僕は いつも悲しんでいる そして
君の家への道を探している自分自身に驚く
みんな知っている そこに誰も入ることができないこと
それは 僕が入る日のため
でも 君は 僕が忘れてしまった
やさしい記憶の 道の途中に まだいるんだ
岩にへばりつく蔦のように
僕は 君を抱きかかえたりしない
絶対にしない だって
僕たちが婚約もせずに愛し合ったと
愛の言葉さえも交わしていないと
人々が言っているから
それらはいつも 僕が君のもとへ戻るように 運ぶんだ
僕が常に君をとりもどし
忘れた道の記憶をやさしく回復する理由なんだ
そして 海や麦畑が
いつも何時も僕たちを
遠く離れ離れにしても
そして ちょっと悲しんでいる少女がいても
朝には“バイバイ”と言うんだ
僕はまた世界を走り回れるよ
雨が僕を濡らしても
太陽が死ぬほど僕を焼き焦がしても
僕のかすかな記憶にある
君へと続く道を失わせようとしても
僕は 旅の終わりに気が付かない
毎日変わる風景に疲れ果ててしまう
でも いつか帰ってくることは分かっている
忘れてしまった 君の家にまっすぐ続く道ではなくても
君はそこにいて
僕のやさしい記憶になる
好きだから何度でもアップするの
ごめんよ