Le temps des pleurs 1966 | En Hommage à Claude François

En Hommage à Claude François

内向的なのに野心家で、神経質で完璧主義者なのに生き方が下手。優しさに満ちているのに激情を秘めて孤独。嘘つきなのに愛らしい。「芸人」と「詩人」の二面性の中で揺れながら進むあなたに、わたしの心臓は共振し、初めて見たときからもうずっと震えが止まらない。

いつも女の子に 

置いて行かれたクロードの 

自虐的な歌 

 

 

Claude François "Le temps des pleurs" (1966)

 

涙の季節

また涙の季節がはじまった
あの子が離れて行く
僕は泣いて忘れようとする
いつかまた幸せになると信じるけれど
すぐに涙の季節はもどってくる

あの子は他に好きな奴ができたと
僕に疑いも無く分からせる
僕には大問題
あの子は他の皆を放っておいても
いつも絶対 僕を一人きりにしなかったのに

みんな言うんだ
雨によって草地は育つ
涙だけが 大きな愛を育てる
もし 愛を紛らし苦しむことが必要なら
僕は死ぬ日まで 
苦しんでもいい

また涙の季節がはじまった
あの子が離れて行く
僕は泣いて忘れようとする
でも心の底で
その日が来ることを僕は知っている
僕の時間 過ぎていく涙の季節

その日 きっと
僕は本当の幸せを手に入れて
涙の季節を終わらせる


45回忌の映像が届きました
 

Hommage à Claude François à Dannemois