何も言ってくれなかった | En Hommage à Claude François

En Hommage à Claude François

内向的なのに野心家で、神経質で完璧主義者なのに生き方が下手。優しさに満ちているのに激情を秘めて孤独。嘘つきなのに愛らしい。「芸人」と「詩人」の二面性の中で揺れながら進むあなたに、わたしの心臓は共振し、初めて見たときからもうずっと震えが止まらない。

クロードの歌う歌は 

演歌だと 

前から思っているけど 

歌詞的に 

シャンソン全体がそうなのかも知れない 

でも 

モンタンやベコーが歌うと 

自由でスタイリッシュ 

 

クロードは その音のとり方 

ハモり方、そしてビブレーション

 演歌だ。。。。。 

 

claude françois : tu n as pas toujours dit ça montage perso  

 

何も言ってくれなかった

ぼくは哀れな男だと 君が言う
そして ぼくと君との問題を
もみ消そうとしていると
君は ぼくから去ることで
ぼくを苦しめようとしている
だけど 今まで 何も
言ってくれなかった

この家は悲しい と君は言う
お互いに理解し合おうとせず
ぼくは自己中だと
だけど それを 今まで
言ってくれなかった

君は忘れ切ることはできない
ぼくたちがとても幸せだったこと
ふたりの間が 冷えてきて
君は 黙っていられなくなった
ふたりの記憶 思い出
誰が そこから幸せを 奪ったのか
君は ぼくを愛したと言った
そして 愛してきたと
だけど 今日

こんなふうに お終いになると
とっくに知っていたと 君は言う
いちども信頼されたことが ないと

だけど それを 今まで
言ってくれなかった
ぼくと愛を続けることを
今 強く消そうとしているけれど
それでも 君を愛しているぼくを
消そうとしているけれど
それを 今まで
言ってくれなかった

君は 覚えている
広いバラの庭に
ぼくらにそっくりな
子どもたちと暮らすことを
二人で 夢見たこと

君は 覚えている
出会いが雨だったこと
だけど すでに過去のこと
すべて 消されてしまった

けれど ぼくの奥底で 望んでいる
君が この膝に戻ってくるかもしれないこと
君が思いなおしてくれることを待っている
ぼくに言ったことを
君が後悔することを

Mmm mmmmm mmmmm