それは水 それは風 | En Hommage à Claude François

En Hommage à Claude François

内向的なのに野心家で、神経質で完璧主義者なのに生き方が下手。優しさに満ちているのに激情を秘めて孤独。嘘つきなのに愛らしい。「芸人」と「詩人」の二面性の中で揺れながら進むあなたに、わたしの心臓は共振し、初めて見たときからもうずっと震えが止まらない。

何度でも聴きたい 

クロードが”VIE”と歌い上げる時の声が 

大好きなうた 

 

クロードのつぶやきのようなうた 

繊細でなぜか悲しくなるうた 

]

Claude François-C'est de l'eau c'est du vent  

 

それは水 それは風

私の最初の友だちは 地平線上の1点だった
私の初恋は もう浮名もいっぱいあった人で
その頃のちいさい自分の写真を見ても
自分の顔の見分けがつかない
私の最初の車 もう夢中になった 
鉄くずを組み立てたものに過ぎなくても 私の誇りだった
作らなくてはいけなかった私の最初の曲は
遠い砂浜に置いてきてしまった 世界への想いを歌った

それは水 それは風
誰かが飲み そして忘れ
砂浜の砂を動かして
私の道筋を 夜に見失わせる

毎日 帰ってくる素晴らしい太陽
自分の道は続いているのだと いつも幻を見せる
今日の素晴らしい娘 
君は私の愛だ なぜって
紙に書かれているように賢明だ

それは水 それは風
私の両手いっぱいに受け止める
かすかに砂は動いて
私の道にある道標を隠してしまう

私は十分に生きる
水を飲み そして ひと月ずっと
夜明けに嵐が吹いていても
明日のことを話している時に 昨日を後悔しない
私は もっと良い明日を 再び迎えるんだ

それは水 それは風
誰かが飲み そして忘れ
砂浜の砂を動かして
私の道筋を 夜に見失わせる