枕を濡らす涙 | En Hommage à Claude François

En Hommage à Claude François

内向的なのに野心家で、神経質で完璧主義者なのに生き方が下手。優しさに満ちているのに激情を秘めて孤独。嘘つきなのに愛らしい。「芸人」と「詩人」の二面性の中で揺れながら進むあなたに、わたしの心臓は共振し、初めて見たときからもうずっと震えが止まらない。

人生に雨が降る  
雨が嫌いだった クロード 
 
 

£ Claude François : Des pleurs sur l'oreiller


枕を濡らす涙

なみだが枕を濡らす
君が僕の心をいっぱいにして
僕の人生に雨が降り続く

とびぬけて古風で不幸なこの恋
一日の終わりに 絶望する
だから 僕は歌う
もうこれ以上考えないために

なみだが枕を濡らす
君が僕の心をいっぱいにして
僕の人生に雨がふりつづく

黒い鳥が毎夕やってきて
僕の周りをぐるぐる飛びながら
ざわつくんだ
だから 僕は歌う
もうこれ以上考えないために
もうこれ以上 君のことを考えないために

なみだが枕を濡らす
君が僕の心をいっぱいにして
僕の人生に雨がふりつづく



クロードは 「雨」もしくは「涙」の歌をかけないでくれ(聴かせないでくれ)と 何度もいろいろな詩の中で歌っています。この歌のせいなのでしょうか。。

「雨に祝福を」
Janet - Bénie soit la pluie -1972