どうも引きこもりニートです。
今回は、余命宣告されてしまった祖母について話そうと思います。
癌のせいで段々と身体が弱ってきて気力も湧かなくなってしまっていた祖母。
末期だと手の施しようがないらしく、ただ死を待つ事しか出来ないのだそうです。
不安と恐怖の中、病院への入院が決まりました。
祖父は「毎日通う」と悲しげに呟き、うなだれてました。その背中は酷く小さく見えて、私はただ隣に座ることしか出来ませんでした。
面会時間となり、ベッドへと横たわる祖母の姿を見て、色が抜け落ちたような生気のないその姿に、ただただ悲しくなりました。記憶の中の祖母はいつもハツラツとしていて、お喋りが好きな人だったのに今は、あまり喋らなくなり弱々しくなってて…。
こんな祖父母の姿を見るのは初めてで、より虚しさと苦しさに襲われました。
祖母は私に、「私はもう希望もなにもないけれど、つばめはこれから良い未来にする為に頑張らないと」と涙を流しながら伝えてきて、それを見て私も涙が溢れてしまいました。
どうしてもっと早く、行動移せなかったのかと悔しさと申し訳なさにただ「心配してくれてありがとう、本当にごめんね」としか言えませんでした。
それから、後日妹と再び訪れた時に仕事を探している旨を伝えました。涙を流して喜んでくれました。(泣かせてばっかり…)
私は、失いかけて初めてこんなに心配してくれたり気にかけてくれる存在の有り難さを痛感させられました。全然当たり前じゃない。
友達もほとんどいないし、ずっと孤独で虚しい人生だと思っていたけど、身近にこんなに心配してくれた人がいるのに。何をそんなに嘆いていたのかと。
祖母は、動ける身体と若さと時間を無駄にしていく私に対して色々と思うこともきっとあったのだろうと思います。
それでも、自分が辛い中気にかけてくれて本当に素敵な人だなと思います。
私が小学生の時に、細い路地の向こうから歩いてくる祖母の姿をふと、思い出しました。
髪型も服装もオシャレでかっこよかった祖母。遠目でも分かるくらい若々しくて。
料理も上手で記憶力もよくて、私にとって自慢のおばあちゃんでした。
自慢の孫にはなれなかったし、沢山心配をかけてしまって本当に申し訳ないです。
一日でも長く一緒にいられたらと、願ってます。
では、また。