2024年6月。

新しい国の旅を楽しみました。

 

 

ホテルのご厚意に甘えて

エグゼクティブラウンジで軽めの朝食のあと

ホテル周辺を散策することにしました。


チェックイン手続きの時に

部屋が用意できそうな時間を訊いていたのですが

11時過ぎになるだろうとの事だったので

1時間くらいは散策できそう。

 

 

 


初冬のシドニー。

空気はひんやりしてるけど

日が差すと一気に体感気温が上がります。


人の姿が増えてきた

サーキュラーキーのフェリー乗り場近くで

なんだか見慣れない鳥を見かけました。



 


うわっポーンポーンポーン

頭の後ろの奇妙な模様とか

尾尻の辺りの不自然な黒い羽とか

なんだかタダモノではない雰囲気!

これは貴重な鳥では?



 


調べてみると

オーストラリアクロトキという鳥。

トキといえば

日本ではニッポニアニッポンみたいに

貴重な鳥のイメージですが

このオーストラリアクロトキは


どこにでもいる鳥(爆) 


近年、ゴミを漁ったり

人から食べ物を奪おうとしたり

問題行動ばかり起こしている嫌われものなんだって。

ホテルに戻る時に

ゴミ箱の生ゴミをめぐって

カモメと縄張り争いしてたのも見かけました。

もともとは湿地に住む鳥で

虫やカエルなどを食べる鳥だそうですが

都会でゴミを漁ることになった背景には

やはり無理な開発があるようです。


フェリー乗り場横の

ファーストフリートパークを抜けて

ロックス方面へ。



 


晩秋から初冬へ季節の足跡。



 


ロックス地区のアーガイルストリート。



 


通りの名を冠したアーガイルステアーズ。



 


そして向こうに見えてきたトンネルが…



 


世界遺産のアーガイルカット。

↑アーガイルカットは世界遺産には登録されていません

1843年から24年かけて

ここに最初に入植した囚人たちの手で掘られた

手堀の切り通し(カット)です。

ハーバーブリッジに続く道路が上を通っているため

現在はトンネルのような形に。


長さ100メートル、幅15メートルの

金槌とノミだけで掘られた壁面は

形が揃わず表面がでこぼこしています。



 


サーキュラーキーからロックスの辺りを散策すると

あちらこちらに大きな岩盤が見えますが

「ロックス」という地区の名前も

この岩盤が由来になっているのだとか。

内陸部の街と港を繋ぐための道を通すため

その間に立ちふさがっていた岩盤を

囚人たちの手で掘り進めたのがアーガイルカットです。



 


アーガイルカットを抜けると

右手に見える立派な教会が

ホーリートリニティ教会(別名ガリソン教会)。

オーストラリア最古の教会です。



 


実はこの教会に使われている石は

アーガイルカットで切り出された岩石。



 


日曜日の午前中で

入ることができなかったのが残念です。

美しいステンドグラスが見られるそうですが

次回の楽しみに取っておきます。



 


アーガイルストリートから

ローワーフォートストリートに入ると

正面にハーバーブリッジが見えてきました。



 


近づけば

いい写真が撮れるかとおもったのですが

どうも角度がイマイチだし

ハーバーブリッジがデカすぎニヤニヤニヤニヤニヤニヤ


このあたりからカンバーランドストリートへ。

サーキュラーキー方面に戻ります。

ここでタイミングよくホテルからのメール。

部屋の準備ができたようです。

スタッフの言葉通り

ちょうど11時を少し過ぎたころでした。



 

 


カンバーランドストリートから

雰囲気のある横道を入るとこんな階段が見えました。

んん?これはひょっとして…



 


アーガイルカットの手前で見かけた

アーガイルステアーズでした。

期せずして通ることができてラッキーチョキ気づき



 

 

ロックスのメインストリートを通って

ホテルに戻りました。