JPMのコラノビッチ師匠が株に強気コメント。曰く「実質金利(長期金利ー期待インフレ率)がマイナスなのだから実質的な緩和状態は続いているし、中国と日本は緩和的な姿勢続けているから大丈夫」だとか。うーん、いくらコラノビッチ師匠のご意見でも、ちょっと納得できないかなあ。もしそうだとするならば、総需要を抑制してインフレを沈静化させるというFRBの政策の失敗を意味しているわけで、そうなるとFRBはますます金融引き締めを加速させざるを得ないという悪循環に陥ると思うのです。あれっ、これインフレファイターであるボルカー氏の時代に逆戻り?
まあ、恐らくはコラノビッチ師匠も、短期的な揺り戻しというか買い戻しを想定しているのだと思います。それに戦争は買いという格言の通り、大規模な紛争が起きてから2−3ヶ月後は株式市場がアウトパフォームするというのも過去の経験則です。但し、USのS&P500やダウ平均はすでにロシア・ウクライナ紛争前の水準まで戻っているので、リバーサルの9合目くらいまでは来ているのではないかなあと私は思います。
そしてアジアに対するマクロ政策期待。確かに中国について言えば財政・金融ともに刺激策を打ち出して来ると思います。但し、USが総需要抑制策を打ち出している中での景気刺激策ですから、世界全体の総需要抑制を緩和させることになります。これ、インフレが加速するのでは?と思います。コラノビッチ師匠の期待する日本について言えば、君子豹変というか、黒田日銀がいきなり方針転換するリスクの方が高いでしょう。財政についても、財務省のポチである岸田パイセンが大規模な刺激策を打ち出すとは思えません。
そんな感じで、週末のUS雇用統計前までは買い戻しのトレンドが続くのかもしれませんが、もうぼちぼち織り込み済みではないかと思います。むしろ、4月からは原燃料高やサプライチェーン問題が改めて深刻化する来年度業績ガイダンスを織り込みにゆくだろうと予想しています。3月末のドレッシング買いが心配だなあ。今日もほどほどに頑張ります。