昨晩のNY市場もそうですが、テック株(=グロース)と素材株(=バリュー)が両方とも買われるという珍現象が起きています。一体どっちなのよと。テクニカル的な買い戻しだとか、Memeっぽい感じで個人が再参入しているからなどと胡乱なことを言う人もいます。売られすぎサインでCTA(株や為替、債券や商品などを兆円単位で運用するロボット君達、フランス人の数学者とかが社員にいたりします)の買い戻しが入っているのだと騒いでいるブローカー様もいらっしゃいます。

 

ただ、比較的説得力のある意見としては、要するに供給制約を背景としたコモディティインフレのトレンドは継続するので、素材や資源エネルギー株は強気なのだけれど、一方でFRBが金利をガンガン上げていく以上、債券投資なんてできませんよね?ということらしいです。債券が買えないならどうするよ?それならテック株の方がまだマシでしょうと。どちらも利回り(=PERなどのバリュエーションの逆数)の上昇で価格が下落するにしても、一方は借金、もう一方は成長する半導体事業なのだから、まだテック株の方がマシだよねと。まあ、これも屁理屈っすけどね。

 

もう1つのロジックとしては、一部のエコノミスト達が指摘しているイールドカーブのフラット化。USで言えば2年物国債(短期金利)と10年物国債(長期金利)の利回り差がほとんどなくなってしまった現象。これ、今は利上げをしても10年以内には必ずどこかで利下げをするよね、そのうちにデフレ的な景気後退が起きるだろうから、と言う示唆なのだそうです。イールドカーブがフラット化するのであれば、グロース株のバリュエーション(=株式の逆利回り)がそこまで縮小する必要がないので、グロース株を見直し買いしてもいんじゃね?と言うロジック。いやあ、でも、フラット化したとしても、そもそも利回り曲線そのものが上に並行移動する訳だからやっぱりバリュエーションも縮小するでしょうよ、そもそも債券の価格は落ちているし、と私は思うわけです。

 

そんな感じで、引き続き素材や資源エネルギー系を中心としたバリュー株に対する強気な見方は継続ですが、胡乱な空気の漂うテック株のショートポジションは避けて、慎重にポジション管理する方針です。しかし、ロシア軍、脆いな。。。こりゃあエネルギー価格の上昇はまだまだ続きそうですね。今日もぼちぼち頑張ります。