最近の金融市場のぶっ壊れ具合に、GSの社長が怒る気持ちも分かります。曰く、「金融当局(=FRB)の独立性に疑問符、市場の抵抗を受けても利上げとバランスシート縮小を続けられるのか(怒)?」だそうです。まあね、パウエル君(FRB議長)があまりにも風見鶏&政権のYESマンなので、市場参加者の皆さんも困りんぐです。でも、空気なんか読まないのがYESマン。バイデン大統領と共に、中国を開祖とする共同貧困政策に突き進みます。
FRBの政策金利引き上げっぞ宣言で、長期金利よりも短期金利の上昇が先行しています。イールドカーブ(利回り曲線)はフラット化しているのだけど、昨晩は相変わらずナスダックが激売られ。あれれ、ストラテジスト各位は、イールドカーブのフラット化でグロース・モメンタムシフトするとおっしゃっていませんでしたっけ??フラット化しても平行移動で金利自体は上昇しているのだから、バリュエーションの縮小は止まらないですよね。金融引き締めだもの、みつを。
結局、上がっているのは商品だけ。特にエネルギーと金属。天然ガスは昨晩も急騰。ウクライナの緊張が続く限り、止まらない気がします。金属も同じ。天然ガスがないとエネルギー多消費型な製錬(鉱石から金属を抽出する作業)を継続できませんからね。もちろん、天然ガスを原料とするアンモニアも不足するでしょうから、肥料の需給も逼迫、農産物価格も上昇するでしょう、多分。
そんな中、今週は本格的な決算期に突入しています。個人的には、昨日、驚きの好決算を発表した信越化学の株価に注目しています。当然のことながら寄り付きから前場にかけては上昇すると思うのですが、問題は持続性です。SOX(フィラデルフィア半導体指数、いわゆる半導体関連のテック株の指数です)が昨晩も激落ち君な中、後退懸念のある米国経済(北米の塩ビ事業)と半導体市場(シリコンウェハー)に大きく依存する信越化学の収益構造を考えれば、株価のリバウンドは1日天井で終わりそうな予感がします。さてどうなるか、今後の市場を占う試金石となりそうですね。