分割というか解体と言う方が正しいような、東芝。まるで財閥解体のようですが、腐ったりんごみたいな印象の会社なので、これで再生すると良いですね。コングロマリットディスカウント(複数の異なる事業を抱えているので経営効率が悪化し、企業価値の評価が下がる現象です)の解消を象徴するような事例になる気がします。

 

日本の大企業、特に経団連に所属するおじいちゃん会社ってコングロマリットだらけなのですが、分割したりスピンアウトさせるのを極度に嫌がります。いわく、企業文化がどうだとか、総合シナジーがなんだとか。でも、実態としては持たれ合い文化でしかない場合がほとんどです。儲からなくなった事業の赤字を成長事業のキャッシュフローで支えたり、結果として古くてダメな事業の構造改革も進まない。SOTP(サムオブザパーツ)という事業ごとに分解したバリュエーションが適用されるので、いつまで経っても株価も上がらない。毎度、株主からスピンアウトしろと言われるのが嫌で、岸田首相〜株主より大事な何かがあるんですと泣きついたりします。

 

ただ、古い日本、経団連のおじいちゃんを象徴するような東芝の解体は日本の市場に一石を投じるのではないかと感じています。分割して、しがらみから解き放たれれば、元東芝チルドレン企業達は見違えるほど効率が改善するだろうと私は思います。分割解体こそ新しい資本主義だ!