いよいよ来週から四半期決算が本格化します。注目点として、まずは、原料高の影響が下期業績にどれくらい影響するのか?いや、感応度分析で予想はできているんですよ。でも、時々、予想の斜め上を行くガイダンスを出してくださる素敵なCFOもいらっしゃるので心配なんです。二つ目としては、自動車生産調整影響。これも予想できるのですが、問題はどこまで株価が織り込んでいるのか。おそらく、この影響による下方修正をもって悪材料は出尽くし、カバー(空売りの買い戻し)、あるいはロング(買いポジション)したい人が多いのだろうなあと。三つ目は中国。色々あるけど、中国マクロはちょっとヤバめ。一過性だという声も多いけど、私は懐疑的です。そして、四つ目が半導体ピークアウト懸念。好決算でも株が上がらないトラップが待っていそうです。
決算前のHF(ヘッジファンド)達、特にボトムアップで個別株のポジションを真面目に組む人達は、多分、決算が嫌いです。えっ?儲けるチャンスじゃないの?と思うけれど然にあらず。理由としては、ポジションの混み方次第でファンダメンタルズとは全く異なる方向に株価が動くことが多いためです。そう、好決算で上方修正したのに激しく売られてみたり、下方修正したのに激しく買われてみたり。じゃあ、どうするのか?そう、決算2週間前くらいから、ポジションのサイズを落とす人が多いんですよ、これが(笑)。結果、決算前の相場って、ジワーッと利益確定っぽい動きになるのです、ロング(買い持ち)もショート(空売り)も。お前ら、それでも相場と対峙するプロか!?と自戒も込めて叱咤したくなります。まあ、臆病なのはプロだからこそとも言えますかね。後出しジャンケン万歳!
決算要因以外にも、今回はリフレなのかスタグフレーションなのか、エネルギー高は一過性なのかそうでないのか、長期金利は上がるのかそうでないのか、という対立軸で、毎日ドリル漫才的な議論が続いています。困るなあ、方向感出ないと。年末なんだから、明るい感じのリフレラリー、期待したいです。