異次元緩和を続けているため円安が進行していると国会で責任を追及されていた黒田日銀総裁。
ほどなくFRBが利上げペースを緩めるかも知れないという事前情報がリークされ、FOMCでそのとおりの結果となった。
結果、円安進行に歯止めがかかり、黒田日銀総裁への圧力は急速に弱まっている。
運が良かった、と短絡的に考えない方がよい。黒田日銀総裁に的確な援護射撃があったと考えるべきである。
ほどなくしてJPモルガンの名物CEOのダイモン氏は結果的に黒田総裁を援護する発言をしている。
金融業界のフィクサーたちは、日銀の異次元緩和を辞めてもらっては困るのだ。
以前にも述べたが、世界の主要国で金融緩和を継続しているのは日本だけ。アメリカと中国ロシアの通貨戦争が終わらない中で、日銀の異次元緩和を止められたら、世界経済が破綻してしまう。アメリカは本音では景気を押さえる利上げはやりたくない。でも通貨戦争に勝利するためには利上げを継続する必要があるというジレンマに突入している。景気を破綻させないために日銀の異次元緩和はどうしても必要なのだ。
ドル/円相場は今後135円から145円の心地よい水準で推移するだろう。
黒田総裁体制の維持がフィクサーたちの意向である ことが今回の円の急騰でよくわかった。