研究の取り組み方 | MATEGI

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全ては自分が選んだ道

研究で成果を出すのは大変だと思うので、「研究の取り組み方」について書いてみました。

 

私のこれまでの研究実績は論文7本掲載と国際学会2件発表であり、今年博士号を取得したため、ある程度参考になる内容かなと思います。また、研究は未知の解に対して結果を出す作業、つまり「仕事の取り組み方」と似ているため、研究に興味ない人にも役立つ内容かと思います。少しでもお役に立てば幸いです。

 

①レビュー論文を読む

世の中の人の取り組みを体系的に知ることができ、論文の序論が書きやすくなります。また、その分野がどこまで解明されているかを把握すれば、研究の取り組み方においても無駄な選択肢を減らすことができます。レビュー論文の内容は、マインドマップで整理するとよいでしょう(下図参照)。

 

 

②複雑な事象は、一旦シンプルなモデルに置き換えてから考える

基本的に世の中の事象は複雑で、複数の入力パラメータによって出力されているので、考察が難しいときがあります。そこで、一旦入力パラメータを何個か削って、シンプルなモデルにして取り組んでから、複雑なモデルに取り組んだ方が絶対にいいです。分かりやすく言うと、大きな問題を解決するときは、いきなりその問題に取り組むのではなく、小さな問題に置き換えてから取り組んだ方がよいということです。

 

③実験の記録を残す

実験でうまくいかないときに、ノートを見返すと解決策が思い浮かぶこともあります。そのため、どんな結果であろうと、日々ノートもしくはEvernoteとかに記録しましょう。