映画デートでポップコーンが
苦手になった話



マッチングアプリ【with】で出会った

Sさんとのお話

 

 

Sさんのプロフィール

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​24歳(当時)の実家住み

ガテン系の仕事で日焼け肌

スニーカー集めが趣味



初めてメッセージをした時からため口で

初めは仲良くなれないタイプかも



と思っていましたが以外にも優しい一面があり

そのギャップに惹かれお会いしてみることに

 

 







初デート@駅前のカフェ


待ち合わせはSさん家と私の家の

ちょうど中間地点の駅に

 

 

ちょうど駅構内がリニューアルされ

近隣にもおしゃれなカフェが並ぶエリアがあり

そこでランチをすることに

 


合流する前に、気になるお店を

互いにいくつかピックアップし



実際に店前まで行って

よさげなところに入ろうということになり

駅から一番近かったSさんピックアップのお店へ

 


ドライフラワーや観葉植物が飾られた

ナチュラルテイストなカフェで

個人的にはすごく好みな雰囲気のお店でした

 


簡単な軽食という感じで

お互いにサンドイッチを注文



食後にコーヒーも頼んでいたので

おしゃべりしながら1時間程度過ごしました

 

 

そしてランチを終終えた私たちは

近くの大型ショッピングモールへ

 

 







映画デート


今回のデートは映画がメインで

 

 

事前にSさんから

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​コナンの映画を見に行こう


と誘いを受けていました

 

 

私はコナン自体、元々好きで

映画も毎シリーズしっかり見に行く程だったので

 

 

誘ってくれた映画が自分の好きな作品である事と

普段、映画を見に行くときは基本1人で

仕事終わりのレイトショーしか行かないため

 

 

誰かと映画を見れるというところで

とてもワクワクしていました

 

 

そんな楽しい気持ちの中、

映画館の前に到着し映画を見るために券売機へ

 

 

まずは、元々予定していたコナンの映画を選択

次に時間も一番最短のものを選択

 

 

ここまでは順調だったのですが

その次の座席を指定する画面に映ったとき

 

 

Sさんは何も言わず一番前から4列目の

右端の席を選択

 

 

え、、、まって、、、

 

 

思わず声が漏れてしまった私に



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なに?どうしたの?


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​さすがに座席前すぎない?
あと真ん中の席が好きなんだけど



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真ん中も端っこも変わらないよ!
後ろの方は人も多いし
前の方が誰もいない空間で楽しめるよ



 前から4列目はさすがに見づらいのでは?


他の人が近くにいたとしても

映画は楽しめるでしょ



と思いながら

 

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1番後ろの真ん中空いてるよ!
ここにしない?

と、提案

 

 

私はスクリーン全体が見えやすい後ろの席で

なるべく中央よりが好みなのですが



Sさんはそうではない様子

 

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後ろだと見えづらいし迫力減らない?


あからさまに乗り気ではない発言に

仕方なくSさんの希望する前から4列目席へ

 

 

楽しみにしていた映画だっただけに

座席の好みがこんなにも違うのかと

正直かなりへこんでいた私

 

 

でも、せっかくの映画だし楽しもうと

映画に備えて売店で食べ物やドリンクを注文

 

 

定番のポップコーンとジュースに加え

Sさんはチュロスとアイスとポテトを注文

 

 

ランチしてきたばかりなのに

そんなに食べれるのかなと思いつつも

ドリンクとフードを抱えて映画館へ入場

 

 

着席をして映画が始まるまで

購入したものを食べながら

映画館CMや予告映像を楽しみました

 

 

映画が始まってからは映画に夢中で

私は購入したドリンクや食べ物に一切触れず

Sさんは所々食べたり飲んだりしていました

 







映画終了後


無事映画も終わり「楽しかったね」と

映画館を出る際に

 



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全部食べられなかったから持ち帰ろう


と、絶妙に余ったポテトや

ポップコーンを抱えるSさん

 

 

ポテトは小さいものが3〜4本

ポップコーンもうまく弾けなかった種と



それに混ざるように1/5程度の量が余っており

それをすべて持ち帰りたいとのこと

 

 

確かに残すのは良くないですが

わざわざ持ち帰るほどの量でもないですし

 


その場でパパっと食べてしまえばよいのでは?

とも思いましたがその様子もなく

 

 

大きなポップコーンバケツに

少量のポップコーンとポテトを入れ

それを抱えながら歩くSさん

 


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邪魔にならない?
どこかで座って食べる?


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家でゆっくり食べるから大丈夫

 

ただでさえ、ショッピングモールの中で

買い物客や家族連れが多い中で

 

 

大きなポップコーンバケツを抱えた成人男性の

隣を歩くことが恥ずかしくなってきた私は

 

 

ポップコーンもあるし映画も見れたし

このまま解散だろうなと思っていると



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この後どうする?買い物でもする?


いや、、、


ポップコーン持ってるんだよ、、、

 

買い物中も店内にそれ持ち込むの、、、?

 


と思いながら

「映画見て疲れちゃったから帰ろう」と

解散する方向で持っていこうとするものの

 

 


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もう少し一緒にいたいな〜
映画の感想とかも言い合いたいし

もう少しお話しするぐらいなら

全然問題ないのですが


 

なによりもポップコーンが気になるという事と

どこかでお茶をするにも

ポップコーンを持っての入店はさすがに失礼

 


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ポップコーンもあるしまた今度にしよう

と、やんわりお断りするも

  


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じゃあ公園で座って話そうよ


公園で座って話すなんて学生ぶりですが

この日は真夏日(これは8月の話)

 

 

夕暮れとはいえ流石にまだ暑いし

公園だと蚊もいるだろうしで出来れば避けたい

 


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流石に暑いからやめよう・・・
今日はありがとうまた今度ね!

と、半ば強制的にその場で解散

 

 

その後、Sさんはしっかりと

ポップコーンバケツを抱えたまま

駅のホームまで歩いていきました

 

 

子供がポップコーンを抱えているならまだしも

成人男性が一人でポップコーンを抱えて

電車に乗るのを想像し

 

 

同じ方向の電車じゃなくてよかったなと

思いながら帰宅




映画デートのその後


その後SさんからLINEでまた映画に行こうと

お誘いを受けましたが

 

 

座席の希望が全く合わないことと

ポップコーンを抱えたSさんを想像して

 

 

ごめんなさいとお断りし関係は終わりました



大好きな映画後のポップコーン事件で

しばらくポップコーンを見ると

この出来事を思い出し

複雑な気持ちになるのでした