前回の記事はこちら。
「家を継ぐ」とは? その1
「家を継ぐ」とは? その2
「家を継ぐ」とは? その3
さて、家の話が続いていますが、今回は私の家系についてお話しようと思います。
と、前回書いてから親にいろいろと質問したのですが、これが思いのほか大変。
登場人物が100人越える、大河小説のような濃さで。。。
どこの家にもいろんな話があるのでしょうが、まさか自分の家にこんな物語が
眠っているとは思いもしませんでした。
そして、今度は聞いた話を元に家系図を作っていくのですが、これまた
時間のかかる作業でした。
デザインセンスのなさを恨めしく思いながら何とか仕上げました。
時間をかけた割りに、読まれる方が、どこまで興味を持ってくださるのか
わかりませんが、「我が家の家系図」公開します!
わたしの家の系図
※注 家系図の描き方にもルールがあるようで、検索して調べたところ
・男性を右に、女性を左に書く。
・早く生まれた順に右から左に並べる。
と、パソコンの文字の並びとは逆の順序にするのが、決まりごとのようでした。
違和感があるとは思いますが、ご理解くださいますようお願いします。
↑ ↑
※画像をクリックすると大きくなります。少し重いかもしれません(100KB強)
父方の祖父の系図
まずは、オーソドックスに父方の祖父、つまり男性を遡る家系図から見ていきます。
前回からお話している「長男は、跡継ぎとして必ず長男を産まなければいけない」
というルールがどうなっているかを、まずはチェックしてみましょう。
色つきの線が、ひいおじいさん(曽祖父)から出た流れです。
長男から長男にどのくらい続いているかを見てみます。
私→父→祖父、と見ていくと、長男が三代続いたのが見て取れます。
しかし、私には子どもがいませんので、「家系が途絶えてしまう」と
思われる方もいるでしょう。
その通り、私の家以外の他のどのラインを見ても、三代ほどで
「女性・女性」と生まれたり、長男が独身だったりで途絶えてしまっています。
さすが徳川家でも失敗しただけあって、難易度の高さはハンパないですね。
また、私のおじいさんである長次郎さんの家系も、私と姉をあわせても
独身だったり、子どもがいなかったりで、私たちの次の世代、つまり左側にある
黄色い枠の「第5世代(平成)」に家系の線を伸ばせていないので、
そう見えるかと思います。
父親の妹、叔母さんのところの従兄弟もまだ独身でいますから、このままでは
祖父の家系が止まってしまう。。。
しかし、祖父長次郎からもう一代遡って、曽祖父の長太郎さんを中心に見てみます。
長太郎さんの息子は三人。祖父のほかに弟が二人います。
その二人の筋をたどっていくと、三男・正雄さんの長男のラインはちゃんとつながっています。
平成世代に5人もの子どもたちが生まれているわけです。
私の家は、親戚づきあいがそれほど密ではないので、確認が取れていませんが
他の子孫たちにも、子どもたちが平均的に生まれているとするならば、
「ひいおじいさん」の子孫が12人、平成の世に生まれていることになります。
長男が必ず長男を生む、というルールを無視すれば、思いのほかひいおじいさんの
子孫が増えていますね。
というかうちの祖父が「長次郎」で長男だったり、「長太郎」で次男だったりと
もう大混乱です。そもそもひいおじいさんが「次男」の時点で、このルールは
守れていませんから!
私の本家はおそらくあるのでしょうが、行き来がないのでそちらについては
全くわかりません。
長男の筋を守るルールは、そちらの本家に任せるとしましょう。
さて、せっかくなので、と私の4人の祖父・祖母すべての家系図を作ってみましたので
もう少し見ていきたいと思います。
次は「父方の祖母」の家系を見ていきます。
父方の祖母の系図
祖母の系統も、祖父同様私のところで止まってしまいますが、やはり
祖母のきょうだいたちの子孫がきちんと伸びており、
平成時代に推測で19人(驚きですね!)の
「曽祖父・曽祖母」の家系がつながっていることになります。
母方の祖父の系図
同じく母方の祖父の家系図です。
叔母さんのところに3人。それと推測した人数を合わせると子孫が13人。
母方の祖母の系図
母方の祖母の家系はというと。
推測人数合わせて19人が、子孫を残せています。
ということは、
父方の曽祖父・曽祖母の子孫 合計31人
母方の曽祖父・曽祖母の子孫 合計32人
※推測の数字を含んでいます。
平成世代に、これだけの人数が生まれていることになります。
5世代でおよそ100年。その間に増えるものですね。
「自分+きょうだいと親」という関係だけを中心に考えると、家系をつなげるかどうかは
すごくシビアな問題に感じられるでしょう。
しかし、家系、というのですからもっと大きな視点から見てもいいんじゃないかと思います。
戦国時代の話では、兄弟があえて敵味方に別れて、どちらの側が勝っても
家系を繋げるという考えもあったといいます。
それにしても、こうして代を遡ってみてみると、意外なほど親戚がいるものですね。
顔もあわせたこともなく、これから会う事もないかもしれない方たちですが、
どこかで元気に暮らしていることを願います。
というわけで、普段の生活では目の前のことが大事になりますが、
時には視線を切り替えて、物事を見直してみると、いろいろ気づくことも
あるかと思います。
次回で「家を継ぐ」とは? というテーマの最終となります。
続きます。
「家を継ぐ」とは? その1
「家を継ぐ」とは? その2
「家を継ぐ」とは? その3
さて、家の話が続いていますが、今回は私の家系についてお話しようと思います。
と、前回書いてから親にいろいろと質問したのですが、これが思いのほか大変。
登場人物が100人越える、大河小説のような濃さで。。。
どこの家にもいろんな話があるのでしょうが、まさか自分の家にこんな物語が
眠っているとは思いもしませんでした。
そして、今度は聞いた話を元に家系図を作っていくのですが、これまた
時間のかかる作業でした。
デザインセンスのなさを恨めしく思いながら何とか仕上げました。
時間をかけた割りに、読まれる方が、どこまで興味を持ってくださるのか
わかりませんが、「我が家の家系図」公開します!
わたしの家の系図
※注 家系図の描き方にもルールがあるようで、検索して調べたところ
・男性を右に、女性を左に書く。
・早く生まれた順に右から左に並べる。
と、パソコンの文字の並びとは逆の順序にするのが、決まりごとのようでした。
違和感があるとは思いますが、ご理解くださいますようお願いします。
↑ ↑
※画像をクリックすると大きくなります。少し重いかもしれません(100KB強)
父方の祖父の系図
まずは、オーソドックスに父方の祖父、つまり男性を遡る家系図から見ていきます。
前回からお話している「長男は、跡継ぎとして必ず長男を産まなければいけない」
というルールがどうなっているかを、まずはチェックしてみましょう。
色つきの線が、ひいおじいさん(曽祖父)から出た流れです。
長男から長男にどのくらい続いているかを見てみます。
私→父→祖父、と見ていくと、長男が三代続いたのが見て取れます。
しかし、私には子どもがいませんので、「家系が途絶えてしまう」と
思われる方もいるでしょう。
その通り、私の家以外の他のどのラインを見ても、三代ほどで
「女性・女性」と生まれたり、長男が独身だったりで途絶えてしまっています。
さすが徳川家でも失敗しただけあって、難易度の高さはハンパないですね。
また、私のおじいさんである長次郎さんの家系も、私と姉をあわせても
独身だったり、子どもがいなかったりで、私たちの次の世代、つまり左側にある
黄色い枠の「第5世代(平成)」に家系の線を伸ばせていないので、
そう見えるかと思います。
父親の妹、叔母さんのところの従兄弟もまだ独身でいますから、このままでは
祖父の家系が止まってしまう。。。
しかし、祖父長次郎からもう一代遡って、曽祖父の長太郎さんを中心に見てみます。
長太郎さんの息子は三人。祖父のほかに弟が二人います。
その二人の筋をたどっていくと、三男・正雄さんの長男のラインはちゃんとつながっています。
平成世代に5人もの子どもたちが生まれているわけです。
私の家は、親戚づきあいがそれほど密ではないので、確認が取れていませんが
他の子孫たちにも、子どもたちが平均的に生まれているとするならば、
「ひいおじいさん」の子孫が12人、平成の世に生まれていることになります。
長男が必ず長男を生む、というルールを無視すれば、思いのほかひいおじいさんの
子孫が増えていますね。
というかうちの祖父が「長次郎」で長男だったり、「長太郎」で次男だったりと
もう大混乱です。そもそもひいおじいさんが「次男」の時点で、このルールは
守れていませんから!
私の本家はおそらくあるのでしょうが、行き来がないのでそちらについては
全くわかりません。
長男の筋を守るルールは、そちらの本家に任せるとしましょう。
さて、せっかくなので、と私の4人の祖父・祖母すべての家系図を作ってみましたので
もう少し見ていきたいと思います。
次は「父方の祖母」の家系を見ていきます。
父方の祖母の系図
祖母の系統も、祖父同様私のところで止まってしまいますが、やはり
祖母のきょうだいたちの子孫がきちんと伸びており、
平成時代に推測で19人(驚きですね!)の
「曽祖父・曽祖母」の家系がつながっていることになります。
母方の祖父の系図
同じく母方の祖父の家系図です。
叔母さんのところに3人。それと推測した人数を合わせると子孫が13人。
母方の祖母の系図
母方の祖母の家系はというと。
推測人数合わせて19人が、子孫を残せています。
ということは、
父方の曽祖父・曽祖母の子孫 合計31人
母方の曽祖父・曽祖母の子孫 合計32人
※推測の数字を含んでいます。
平成世代に、これだけの人数が生まれていることになります。
5世代でおよそ100年。その間に増えるものですね。
「自分+きょうだいと親」という関係だけを中心に考えると、家系をつなげるかどうかは
すごくシビアな問題に感じられるでしょう。
しかし、家系、というのですからもっと大きな視点から見てもいいんじゃないかと思います。
戦国時代の話では、兄弟があえて敵味方に別れて、どちらの側が勝っても
家系を繋げるという考えもあったといいます。
それにしても、こうして代を遡ってみてみると、意外なほど親戚がいるものですね。
顔もあわせたこともなく、これから会う事もないかもしれない方たちですが、
どこかで元気に暮らしていることを願います。
というわけで、普段の生活では目の前のことが大事になりますが、
時には視線を切り替えて、物事を見直してみると、いろいろ気づくことも
あるかと思います。
次回で「家を継ぐ」とは? というテーマの最終となります。
続きます。