母が亡くなったのは昨年の9月。
婚活五大苦「実家暮らし・一人っ子B型・女子校育ち・リケジョ」そして、「母と仲良し」
をうたっているマチコ。
「母と仲良し」の身にとって母の死は多大な影響があった。
でも、本当に仲が良くなったのは「婚活」で「相手が見つからないやばい!」と思ったことを打ち明けた後だった気がする。
小さい時から大好きな母ではあったけど、一人っ子あるあるの束縛が強く、半分は大好きで半分はウザったいような存在だった。
結婚後には、仲良くわちゃわちゃしていたけど、それも束の間。
暫くすると、母とはまた違う意味での暗雲がやってきた。
それは、旦那君の存在だ。
始めは結婚を喜んでいた母だったけど、そのうち「マチコを旦那君に取られた」様な感覚になった様で、「自分がないがしろにされている」とマチコに聞こえるように友人との電話で会話していた。
また、それとは別に「若い男性(旦那君のこと)はいいな~」とマチコへの羨ましさも絡まって、情緒が結構不安定にもなっていた。
確かに、旦那君は「人に配慮する」という部分においては欠けている。
もちろん良い面も沢山あるから「旦那君に完璧を求めないで」と言ってはいたが、徐々に子供に戻って行っている母にはきつかったように思う。
さて、母との回想はこの辺にして・・。
母が亡くなった後のはじめてのお盆は「新盆」とよぶらしい。
この新盆で母に伝えたいことがある。
それは・・・
我が家の家宝である「龍の壺」の話だ。
※こちらの壺です。
これは40年以上も前に父が韓国に赴任していた際、手に入れた壺。
よくありそうな話だけど・・
なんでも鑑定団を見るたびに、
父「この壺は人間国宝が作った凄いものだから出してみろ!」
母「安かったら恥ずかしいから自分で出なさいよ」
マチコ「高い壺なら換金して、旅行でもいこう!」
といった会話が何十年も繰り返されていた。
この壺の中には、壺が高価であるというものを決定づける「韓国の雑誌」がいれてあり、人間国宝のいかにもな陶芸をやっている姿が掲載されている。また、他のページにはこの人間国宝が作った「龍の壺」がしっかりと納まっていた。
という訳で、両親とも他界したこともあり、やっとこの真意を問う時がやってきた。
鑑定に出すのは、CMでおなじみの会社。
鑑定はラインで簡単に出来るので、壺と雑誌の写真を何枚か送り・・・
ドキドキして待つ・・・
久しぶり、このドキドキ
人生には多少のドキドキは必要よね
なんて思いながら待つこと数時間。
で、結果は・・・















ご自分で所有されていた方が良いのではないでしょうか。
このセリフー!
鑑定団で何度も聞いたー!
最も人を傷つけないようで、相当傷つけるセリフー!
「僕には君はもったいないよ」と言って別れを告げられる位、モヤモヤする。
そこで食い下がるマチコ。
「偽物なのでしょうか。」
「安くても良いので買い取って頂けないのでしょうか」
偽物かどうかの回答については、「市場価格です」とのこと。
買い取りに関しては・・・
2000円であれば
えっ、この前買ったKEYUKAのマグカップとどっこいどっこい。
なんなら、めちゃくちゃ嵩張る壺だから、KEYUKAのマグカップの方が価値がある様に思ってしまう・・・
もう、2000円と聞いた瞬間に、龍の絵柄も「適当に描いた」様に見えてくるが人間というもの。
急いで、ネットで「人間国宝 (作者の名前)」で検索。
やっぱり韓国の人間文化財(日本で言う人間国宝)であることは間違いないらしい。
人間国宝の壺の価格が2000円?!ってことある??
でも、ヤフーで見ると1,500円~20,000円くらいの間で取引されてる。そして、どのコメント欄にも「韓国の人間文化財の作品」であることが明記されている。
やばい、この案件。マチコの「歴代七不思議」の一つに難なくランクインした。
という訳で7月15日の新盆は両親に
「壺は2000円だったよ~!」
「値段が分からずわちゃわちゃ騒いでる時が一番幸せだね~!」
「幸せな日々を有難う~!」と報告してきます。
では、今日はこの辺で。


※お問い合わせはライン@↑もしくはコチラまで

