『ルフトバッフェ・マーチ』は、僕の大好きなマーチの一つです。
間違いなく名曲だと思うのですが、そのわりにはあまり有名ではないので、おそらく第2次大戦中のドイツ空軍の行進曲だから、テレビなどでは取り上げにくいのだろうと思っていました。
しかし、よくよく調べてみたら、この曲は映画『空軍大戦略(Battle of Britain)』(1969年-イギリス映画)の為に、英国人作曲家ロン・グッドウィン(Ron Goodwin)が書き下ろしたもので、いわゆる軍歌ではなかったのでした。
英語のサイト「Ron Goodwin - Ace High March 」(Lindner Music)を頑張って訳してみたところ、グッドウィンはたしかにドイツ空軍をイメージしてこの曲を作ったものの、『ルフトバッフェ・マーチ』とタイトルが付けられた事には不満だったそうで、「ドイツに限らず、大空で戦ったエースたちに捧げる」という意味で「エース・ハイ」を正式タイトルとしたようです。
つまり、映画の使用曲としては『ルフトバッフェ・マーチ』で、曲自体の正式タイトルは『エース・ハイ』・・・という事になるんでしょうか。
・・・・でも、やっぱり『ルフトバッフェ・マーチ』の方がしっくり来るなぁ。グッドウィンさんの気持ちはわかるけど。