サッカー界でも広がるMe too問題。

大会等で昼をまたぐ際に用意するお弁当にイシイのお弁当くん、Me tooボールを入れるか否か。

下らない過ぎてプレゼント配りに来たトナカイの角へし折りたくなるクリスマスイブですね。

そんな中、ケーブルTVでドイツの育成を探るみたいなタイトルで今年開校した日独フットボールアカデミーが特集されてました。
開校時から密着取材してたようなので宣伝も兼ねてるんでしょうかね。

ブンデスリーグ1部のSVヴェルダー.ブレーメンと提携し、校長は現役のスカウトチーフの方だそうです。

今迄謎のアカデミーでしたが、1時間も特集されてて凄く興味深かったです。

1期生のセレクション時の選考基準に、先の校長はスピードを挙げてました。
速く判断出来て速く走れて速いボールを蹴れる、それらを含めたスピードを重視してるみたいです。
アスリート化してく中でスピードは欠かせない要素なんでしょうねぇ。
ボールを扱う技術よりもオリンピック目指せるくらいのフィジカラーを見出だしてからサッカーやらせた方がてっとり早いかも知れませんね。

あと育成に対しての理念とか思想ってのは素晴らしかったです。
あくまでも子供達は育成段階なので試合は勝ち点を取るのが目的であってはならない、学んだ事の確認をする場が試合と捉えていて、ポジションは決めずに全員出場させるそうです。故に過剰に選手も取らないと。

指導陣や練習場所やらかなり運営費が掛かってるように思われますが、それであれば選手を多く入れるのが通常ですが、育成年代はボールに触ってこそ育成に繋がるとの事で経営は厳しいけども必要以上の選手は入れないそうです。

ま、その分一人当たりの月謝が…察して下さい(笑)

TVなんで悪い面なんてのは当然映らないんですが、きちんと1人1人を大事に育てようという思いは好感を抱きました。

うちみたいにクリスマスチキンすら買えないから裏山に鶏探しに行くくらいの貧乏人にはとても行けませんが、裕福な御家庭には良いクラブな気がします。

サッカーの教科書63頁に育成に海外も国内も無い。あるのはその指導者の熱意だ!と書いてある。