木の家の選択 | 住まいのすゝめ

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芸能界では、熱愛が発覚するや否や、即ゴールインというスピード婚が話題になることがあります。しかし、この急ぎ足の決断が必ずしも幸せを約束するわけではありません。結婚という人生の大きな一歩を踏み出す前に、相手を深く理解する時間は非常に重要です。これは、家を購入する際にも同様です。特に、木の家はその個性的な特徴から、じっくりと納得した上で選ぶべきでしょう。

木は生き物であり、山で育ち、伐採された後も動き続ける性質を持っています。木の床材は、収縮や反りが起こりやすいため、知識がなければ後々のトラブルの原因になりかねません。工業製品とは異なり、木にはそれぞれの個性があります。もし木が話せるなら、「結婚したいなら、私に文句を言わないで」と言うかもしれませんね。

木の家を建てることの難しさと面白さは、木がどのように動くかを理解することにあります。木は山で水を吸い上げて生きており、伐採されると水分が抜け始め、体が縮むことにより収縮します。これは、ビーフジャーキーが乾燥してしわが寄るのと同じ現象です。

 

 

木の床材では、板と板の間に隙間ができることがありますが、これは水分が抜けて収縮した結果です。木の断面を見ると、中心の赤い部分が「赤身」、外側の白い部分が「白太」と呼ばれ、白太は水分を多く含んでおり収縮が大きいのに対し、赤身は水分を少なく含んでおり収縮が小さいです。この収縮の差が板を反らせる原因となります。反りが大きいと板が割れることもあり、赤身は木の生命活動を終えた部分で、菌類や害虫に狙われにくく、腐りにくいため耐久性が高くなっています。

結局のところ、芸能界の即ゴールインも木の家も、表面的な魅力だけでなく、内面的な理解が必要です。急がば回れ、深く知ればこそ、真の価値が見えてきます。

 

関連サイト:自然素材の特徴。天然木は個性豊かなんです!

 

動画:トンボハウス【YouTube】

 

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