最近、組体操関連のニュースをよく見ますので
自分の記憶が蘇っているのですが、あれ大嫌いでした。
組み体操禁止の賛否云々のことじゃなく、ただの独りぼやきです、以下。
小学6年の運動会で組み体操がありました。
学年150人くらいいて、運動場にびっちり並んで演技するので見応えのあるものやったと思います。
ピラミッドは4段。タワーは無し。
伝統的なものとおもいますが、町の風景を表現するというのもありました。
大きな川が流れているのをグランドに寝そべって、とか、その川にかかる橋とか、山をまたピラミッドで、とか。
私はピラミッドは下から2段目、町の風景では橋の土台になりました。
橋の土台…地面に四つんばいになって、欄干役の人に踏みつけられる状態。
練習を何時間もするので、何度も何度も踏みつけられる。
雨上がりの地面ドロドロでも練習するし、泥で汚れた足で背中にのられる。
真っ白な体操服が汚れるのを嫌がったら先生が怒る。
手の平とヒザに小石がめり込んで痛がっても先生が怒る。
ちょっとでもうまくできなかったらクラス中に非難される。
ピラミッドも辛くて、上は重いし、下の子はもっと重たがってるし、
骨がぐりぐりして痛いてにらまれるしさ。
一番下の段に体格のよい人を配置するのはわかるのやけど、女子はそれ、屈辱よね。
ふっくらしていても体力があるわけじゃないし、重たくてふらふらしたらまたクラス中に非難されるのよ。
「感動」とか「絆」とか「達成感!」て
街頭インタビューしてんのをテレビで観たけれど、無いわ。
終わって感じたのは開放感でした。
もう背中踏まれなくていい、泥で汚されなくていい、
腕の角度がちがうくても、逆立ちができなくてもええんやーーーて、開放感でした。
そして運動会が終わったとたん熱を出し翌日は学校を休んだところまでよく覚えています。
絶対ストレスよ。
「扇」だけは好きでした。