4月7日 ソワレ
NYLON 100℃side session #2「ゴドーは待たれながら」
作:いとうせいこう
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二

ABCホールにて。
不条理演劇の第一人者であるサミュエル・ベケットが1952年に発表した「ゴドーを待ちながら」を下敷きにされた、
「待ちながら」に対する「待たれながら」のゴドーのひとり芝居です。
悪夢のような空間と時間が延延と続く物語で、愉快ではないけれど非常に面白いお芝居でした。
しかしなんとなくでしか理解はできていません。
あまり深く考えると自分もその不条理世界にのみ込まれてしまいそうな、渦巻いているイメージですわ。
大倉さんは舞台で何度も拝見していますが、こんなにがっつり観たのは初めて。
いつもキレ芝居をされているなー・・・という印象でした。
今回もキレキレのキレ芝居がステキでした。
シリアス芝居ももちろん、ハッと息をのむような虚無の表情とかとても魅力的。
ステキなお芝居をなさる方!と改めてうっとりでした。
その日の公演はアフタートークがありました。
いとうせいこう氏、ケラさん、大倉さんときたろうさん。
きたろうさんは92年に同作を演じてられたそうです。
本番の張り詰めた空気から一転・・・
芝居の話を主にされていたはずですが、覚えているのはきたろうさんが前日に買われたデニムジャケットのこと。。。
和やかでした。
「待ちながら」の方を読んで今後理解を深めたいと思います。
読んでから行けばよかったわー・・・