NYLON100℃ 33rd SESSION
神様とその他の変種
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ みのすけ 峯村リエ 大倉孝二
廣川三憲 長田奈麻 藤田秀世 植木夏十
水野美紀 山内圭哉 山崎一
ケラさん曰く「いつもに増して異色作」
ナイロンの舞台を観るのは今作品が初めてなのでなんとも。。。
ケラさん演出の舞台は過去に2本だけですが観ましたわ。
2本ともシュールでブラックでものすごく好みだった。
今回もかなり期待して観に行きました。
期待していたのだけれど・・・これは好きじゃなかった。残念。
音楽と映像はすごくステキだし
役者さんそれぞれ魅力的。でも、全部が合わさった時になんだかちぐはぐ。
そして長い。とても長い。そのシーンはいるの?と思ってしまう場面が多々。
ストーリーそのものは面白かったです。
サスペンス風不条理交じり。
『親子愛』『夫婦愛』
その人を愛しすぎるがゆえの刹那 不条理 良い塩梅で裏切り。
芝居に気持ちが乗っからないまま、でも「どうなの!?どうなるの!?」と。
勢いで誤魔化されたような感もあり。なんだったんだろう。
イヌコさんのキレ芝居にはゾクゾクッとしました。スキ!
みのすけさんが11歳登校拒否児役なのがたまに引きこもり中年に見えてしまったけれど
でもほぼちゃんと子供。母性くすぐられてキュンとしちゃうねん。ステキ☆
「大倉孝二がいいらしい」「水がなんかあるらしい」とお友達情報を得ていました。
大倉孝二氏、単純に「うまいな~」と観ていました。もろもろ無駄が無いのね。
「水」の演出は無くても別に・・・だけどインパクトが強くて思い出すのはそのシーン。
最近見ていたお芝居がテンポ良かったり明快なストーリーなものばかりだったので
そのギャップでちょっと観づらく感じたのだと思います。
また観に行こ~ぅ♪ナイロン秋の公演はさらに異色作になるそうです。