森見登美彦 『夜は短し 歩けよ乙女』
帯に「新時代の扉を開く、恋愛ファンタジーの傑作!」と書かれているのには
読み終わってから気が付きまして、
初めはファンタージーだとは気付かず、
京都市内の実在する地名・店名が出てくるので
なんだか落ち着かず、入り込むまでに暫しかかりましたが
読み進めていくと、とても好みで魅力的な世界でございましたわ。
何はさておき、私を彷彿していただくなんて
滅相も無いことでございます。
恐れ多いです、どんなイメージを抱かせてしまっているのでしょうか・・・かたじけない。
これを読んでいると、おいしいお酒が飲みたくなります。
でも飲んじゃうともれなく私、壊れてしまいますので
かわりにラムネを飲みつつ拝読いたしました。
バカバカしいのだけれど、なんとも愛おしい登場人物たちに和まされます。
第3章のお話が一番好きですわ。
学生時代に友人と即席劇団をつくりお芝居をしたことを思い出しました。
芝居というか、コントですな。
『劇団三角座』
☆さんかくざ☆じゃなくて★さんかくすわり★です。
出町柳の三角州のところで
サークルの星空コンパを度々していたのだけれど
ただ飲んで喰らってしょうもないゲームをしているのが下らなく
何度目かの星空コンパの際、友人リンダ(男子)を巻き込んで一寸劇をしたのですわ。
同じサークルの名物先輩バカップルを題材にしたような。
皆さん酔っ払ってらっしゃるので何をしても笑っていただけました。
2回目公演がサヨナラ公演になりました。
美しく楽しい思い出です。
嗚呼ノスタルジー。青春懐古。
暖かくなったらウクレレを背負って出町柳の川辺でルラルラ歌いたいです。