6月22日 『素浪人ワルツ』
作・演出:ウォーリー木下
出演:いいむろなおき ザッハトルテ 安元美帆子 他
HEP HALL(大阪)にて。
整理番号つき自由席で若すぎる番号をいただけましたので
最前列正面どセンターで拝見いたしました。
全く期待はせずに、ザッハの生演奏聴くのを目的に参りました。
期待していなかったほどではなく、でもちょっと上手な学芸会くらいでしたわ。
チケットお手ごろ価格だったので本当にその価格に合ったお作でした。
(前日の美輪様チケとの差¥8500!)
お作のキャッチコピーが「マイムと生演奏で江戸!」時代劇のくくりですと。
主演のいいむろさんはパントマイムのすごい人らしいです。
もらったリーフレットに説明してあるのを観終わってから読みましたの。
観る前に読んでいたら感じ方が変わったかもしれないけれど
一番の見所にするにしては普通すぎた。
想像していた以上のものがなかったのよ。
どっかで見たことのあるものばかりだったのよ。残念。
あと全然「江戸!」じゃない。もっそい「上方!」です。
「生演奏」の部分は満足ですわ。程好い残響で心地よかったです。
歌も有りで!ええ声~よ☆(ザッハは普段歌なしです)
ストーリー・メインテーマは私にも理解できる簡単なものでした。
シリアスにしたいのか、笑わせたいのか、詰め込みたい感満々。
『笑わせたい比率』高めだけれどクオリティは低い。
けど客は笑ってる。隣のお嬢さん大笑い・・・
『シリアス部』は少々陳腐なのよ。
解りにくいけど例えるなら少女マンガの新人コンテスト選外の作的な陳腐シリアス。
そんな具合に演奏のみ楽しんでまいりましたの。
他の作でもとりあえず衣装に目がいきます。
今回『時代劇』ですので皆さん和服風。
ザッハの3人は浴衣・・・キッチュな浴衣。。。あんまりよ。
女性の方は白い着物に黒い帯して白足袋(直足袋)
その足袋がつま先汚れてるの。
帯締めの結び方違うし
扇子を帯に刺すのもひどい形態になってるし。
『時代劇』言うならもっとちゃんとしたらいいのに・・・と開演30秒でがっかりでしたわ。
詰め込まれ感満々。
オチが読めちゃったり、なんか勿体無かったです。
そうだ・・・劇中きゅうりとお煎餅を実食される場面があったのだけれど
ステージかぶりつきで見ておりましたので
きゅうり臭・せんべい臭に「うっ」てなりましたわ。不意打ちでしたわ・・・