<福島第1原発>一時帰宅 ペットの無事な姿を…参加の夫婦
毎日新聞 [5/10 11:40]
東京電力福島第1原発事故で避難指示や屋内退避指示が出されてから2カ月。
避難生活を強いられている住民が望んでいた一時帰宅が実現した。
ペットの無事な姿を一目見たいと望む夫婦など、一時帰宅に託す住民の思いはさまざまだが、共通する願いは一刻も早く自宅で暮らすことだ。【島田信幸】
対象の9市町村で初めて一時帰宅が実施されることになった福島県川内村。
村東部の下川内に住む菅波勇己さん(72)、白子さん(61)夫婦は、自宅に残した猫7匹の身を案じてきた。
夫婦の自宅は第1原発から南西に約17キロ。
突然の避難指示に、同居していた子供や孫4人と逃げなければならず、車に猫を乗せる余裕はなかった。
猫7匹は使っていない牛舎の2階に移し、あるだけのキャットフードを残してきた。
10年ほど前、長女(38)が知人から雄と雌の猫2匹を譲り受けたのがペットを飼うきっかけだった。
数年おきに子供を産み、「チョロ」や「チビ」などと名付けた。
普段は外にいても食事の時間にはひょっこり現れ、「家族の一員だった」と白子さんは振り返る。
避難後もキャットフードを補充するため、福島県郡山市やその後移った同県泉崎村の避難所から車でほぼ10日おきに自宅に向かった。
警戒区域に指定される前日の4月21日、勇己さんが様子を見に行くと、野良猫が入り込んでキャットフードの袋は空っぽだった。
飼い猫も何匹かいたが、なぜか近寄ってこなかった。
10日は19日ぶりに自宅に戻る。
夫婦は9日、ホームセンターでキャットフード3袋を買い込んだ。
「自分たちだけが逃げて温かいご飯を食べている。ごめんねという気持ちでいっぱい」と白子さんは涙を流す。
国は保健所職員がペットを連れ帰ることを認めた。
しかし、避難先の泉崎村のペンションには約90人が避難している。
夫婦は、鳴き声などの迷惑を考え、ペットの持ち帰りはできないと思っている。
一時帰宅の集合場所に10日朝、両手にキャットフードを抱えた勇己さんがやってきた。
「次にいつ帰宅できるか分からないから、数日でも腹いっぱいになってほしい。一日も早く警戒区域が解けるのを祈るしかない」
みんな無事に生きていてくれればいいけど…
中には、もう亡くなっているペットもいるかもしれない…
変わり果てた姿を飼い主が見て…どんな気持ちになるのだろう
私だったら…
後悔の念に苛まれ、生きていけるかどうか…
生きていても、きっと屍状態に違いない…
とにかく一刻も早い保護を!
毎日新聞 [5/10 11:40]
東京電力福島第1原発事故で避難指示や屋内退避指示が出されてから2カ月。
避難生活を強いられている住民が望んでいた一時帰宅が実現した。
ペットの無事な姿を一目見たいと望む夫婦など、一時帰宅に託す住民の思いはさまざまだが、共通する願いは一刻も早く自宅で暮らすことだ。【島田信幸】
対象の9市町村で初めて一時帰宅が実施されることになった福島県川内村。
村東部の下川内に住む菅波勇己さん(72)、白子さん(61)夫婦は、自宅に残した猫7匹の身を案じてきた。
夫婦の自宅は第1原発から南西に約17キロ。
突然の避難指示に、同居していた子供や孫4人と逃げなければならず、車に猫を乗せる余裕はなかった。
猫7匹は使っていない牛舎の2階に移し、あるだけのキャットフードを残してきた。
10年ほど前、長女(38)が知人から雄と雌の猫2匹を譲り受けたのがペットを飼うきっかけだった。
数年おきに子供を産み、「チョロ」や「チビ」などと名付けた。
普段は外にいても食事の時間にはひょっこり現れ、「家族の一員だった」と白子さんは振り返る。
避難後もキャットフードを補充するため、福島県郡山市やその後移った同県泉崎村の避難所から車でほぼ10日おきに自宅に向かった。
警戒区域に指定される前日の4月21日、勇己さんが様子を見に行くと、野良猫が入り込んでキャットフードの袋は空っぽだった。
飼い猫も何匹かいたが、なぜか近寄ってこなかった。
10日は19日ぶりに自宅に戻る。
夫婦は9日、ホームセンターでキャットフード3袋を買い込んだ。
「自分たちだけが逃げて温かいご飯を食べている。ごめんねという気持ちでいっぱい」と白子さんは涙を流す。
国は保健所職員がペットを連れ帰ることを認めた。
しかし、避難先の泉崎村のペンションには約90人が避難している。
夫婦は、鳴き声などの迷惑を考え、ペットの持ち帰りはできないと思っている。
一時帰宅の集合場所に10日朝、両手にキャットフードを抱えた勇己さんがやってきた。
「次にいつ帰宅できるか分からないから、数日でも腹いっぱいになってほしい。一日も早く警戒区域が解けるのを祈るしかない」
みんな無事に生きていてくれればいいけど…
中には、もう亡くなっているペットもいるかもしれない…
変わり果てた姿を飼い主が見て…どんな気持ちになるのだろう
私だったら…
後悔の念に苛まれ、生きていけるかどうか…
生きていても、きっと屍状態に違いない…
とにかく一刻も早い保護を!