松本さんの絵 第381◎京都には最新の技術が集まっていたようです。 | matのブログ

松本さんの絵 第381◎京都には最新の技術が集まっていたようです。





図481        これは


   船岡山の山頂で、標高が112米あります。この不思議な建造物が判りました。中でサイレンを鳴らすと、拡声器のように音が広がってゆくらしいのです。戦時中に山頂から警戒警報をならすために設置したのではないか、と想像しました。サイレン塔という名前です。

さいきんは運動をかねて、この山頂に来るようになりました。山頂に岩場があり、岩登りの練習になるような規模ではないけれど、おもしろいです。 京都の町が見おろせて、風通しがよくて、日当たりのいい丘です。付近の人が犬の散歩にやってきていました。少し下に野外広場がありその正面に電波塔という奇妙な名前の煙突が残っています。

1910年にここで電波を受けて、全国放送を受信して拡声器で

聞かせたようです。当時日本各地で300カ所ほど同じような、施設があったようです。まだ無線による送信受信が始まったばかりで、音を増幅する真空管ができて間もない頃です。 京都には最新の技術が集まっていたようです。