暗黒のエホバの証人時代、欲しい物を買う事はおろか、

日々の生活費にも困窮する生活を送っていた我が家。

中学生になった私は、年相応にウォークマンやラジカセなど欲しかった。

親に隠れて世のラジオ放送や音楽を聴きたかったのだ。

小学生の時に自分で作ったトランジスタラジオはイマイチ感度が良くない。

電気屋さんに行っては買えもしないオーディオ機器を眺めて、

こんなのあったら…、を妄想する。

しかし、その行為でさえエホバの怒りに触れ、大患難で滅ぼされるのではないかという

危機感に苛まれながら、とても複雑な気持ちで日々を過ごした。

あのくだらない罪悪感は何だったんだ?

何をするにも生まれながらにして遠い先祖アダムの罪を背負い、

人間は不完全、世の考えを入れるな、輸血するなら死ね、

という謎の洗脳が心を縛る。

欲しいものを欲しいと思ったら世的でサタンの誘惑に負ける愚かな自分という考え方。

そんな事言って、

お前らがエホバに没頭するあまり、

貧乏で子供が欲しい物買ってやれないだけだろ

 

だから今、反動で何でも買ってしまう。

と言うのは言い訳かな?