北京在住の日本人家族です。

おばあちゃんになったら見返して楽しもうと、備忘録で書いています。



あけましておめでとうございます。

日本では辛いニュースが続いていますが、少しでもみんなが笑って過ごせる2024年になりますように。

 





年末年始は日本へ初の一時帰国をしていた。



 北京 : 本をチェックされる


日本で調達したいもの…

私の中で、ダントツのナンバー1は本📚


うちの娘、読書が好き。VPN使えばキンドルなど電子書籍で読むこともできるけれど、やっぱり目につくところにないと、なかなか手に取らない。


なかでも1年以上ハマっているのが伝記まんが。

いきなり「ねぇ知ってる?野口がさ〜」とか言い出し、誰のことかと思えば野口英世に関してのうんちくだったりする笑い泣き友達かっ!




一方で、中国は情報統制の国。

北京への引っ越し時、歴史に関する本や、地図、地球儀なんかは持ち込めないと引っ越し業者に言われた。

歴史も国境も、解釈が両国で違うから。



故宮での荷物検査時も、一番時間を取って見られたのが本だった。ただの中国語参考書だったけど。



なので、持っていた伝記や歴史漫画の一部、引っかかりそうかなと思ったものは、念のため日本へ置いていっていた。

(いま思えば何十箱もある引越荷物を検査された形跡はなかったし、適当に入れちゃえばよかったなーと思っているけれど。もちろん没収されたら悲しいがえーん


で、今回それを持ってこようと合計20冊くらい、トランクに詰め込んだ。









北京へ着き、トランクの到着を待つ。

出てきたトランクは、黄色いテープが巻かれていた。開かないように梱包してくれたのかな?親切だ〜なんてのんきに思っていたら…




「税関で中身を確認する必要があります。立ち寄ってください」



と、書かれてるではないか!ガーン

しかもでっかい錠🔒まで付けられている!


ひーー!

せっかく重さに耐えて頑張って持ってきたのに!まだ全然読んでないのに!没収されちゃうのかぁぁぁ。


いやそれとも食品が引っかかった?でも私うどんのつゆとお菓子くらいしか入れてないけど!と内心慌てふためくガーン





意を決して税関へ向かう。




若い税関のお姉さまが「開けてください」「本はありますか?」


あーーーやっぱり本なのね、トランクの中身ってチェックされてるのねえーんそりゃそうだよねーーー。



周りを見ると、他に男性2人が同じように中身を見られて、エロ漫画などを没収されていた。

あ~次は我が家の本か…





お姉さまが我が家の本をパラパラ見始める。



私、必死で横にいる娘を指し「子供用の本なんです」と嘆願。




万が一トランクを開けられたときのために、背表紙も表紙も見えない形でトランクに入れておいた。つまり、なんの本かはパッと見ではわからない。


まず手に取られたのは伝記。

数ページめくり…









なんと、伝記クリア!

トランクへ無事帰還!





次は、まんが「中国の歴史」1-3巻。

集英社 学習まんが 中国の歴史




お姉さん。んん?凝視というリアクション。

上司のもとへ漫画を持っていき、話し合いを始める。




あ~今度こそ没収かな…

















と思ったら、大丈夫だったーー!

全冊無事!



無事だった本の一部。




あ~よかったーー赤ちゃんぴえん


本の中身が一見ではわからないようにしてたのがよかったのかも。税関のお姉さんが実際に手に取ったのは約20冊のうち3冊程度だったので。







この翌日、夫も北京へ帰ってきたのだけれど、私の事例を踏まえて、10冊ほどの本のほとんどを手荷物で機内持ち込みにしたところ、何も引っかからなかったそうだ。