遅い、というのがSNSに随分あったよ うですが、まったく遅くなかったと思いますよ。むしろこれ以上どうやって早く出来ると思うんですかね?
また、高市総理は早く現地へ飛んで見てこいよ、というのもあったようですが、これも話がむちゃくちゃで、まったく聞くに堪えません。
現地の被害状況が明らかでない段階で、わちゃわちゃと騒いで「俺が行く!」とヘリを飛ばして福島に来て、緊急事態の対応に追われて手が離せない原発職員相手に怒鳴り散らすだけで何の役にも立たなかった総理大臣が過去にいた気がしますが、あのおかげでそれこそ「初動が遅れた」のですよ。
はっきり言いますが、たとえ総理大臣が大災害の発災直後に不幸な亡くなり方をしてしまったとしても、この国の災害対応は粛々と機能するように制度設計されています。それは日本の災害対応の考え方を根本的に変えた阪神・淡路大震災以来、多くの先達たちが、また今その仕事に関わっている多くの人々が、地道に、本気で、責任を持って、組み上げてきたものがあるからですよ(少なくとも私はその過程を見てきた)。
そういうものの強靭さは、単に権力批判をしたいだけの、岡目八目で無責任な指摘や発信とは、質の面において決定的に違うものがあります。