Natureは「宗教とスピリチュアリティを神経科学的に調べることは、人間の脳と人間の生活を理解する上で極めて重要です。近年では、高所得国では、伝統的な宗教的所属を離れている人が増えている一方で、低所得国では宗教的伝統が根強く残っているか、さらなる拡大傾向にあります。また、Z世代の間ではカトリックやユダヤ教などの伝統的な宗教を受け入れている人が増加しているようです。神経科学者には、宗教や精神性を否定したり、逆に推進したりすることなく、こうした変化が人間の脳にどのような影響を与えているのかを解き明かす役割があります」と提言しました。

 

私がそういう世界に詳しいことを知ると眉をひそめる人たちもいるが、私は科学をする人こそ宗教のようなものを知る必要があると思っています。

 

科学とスピリチュアリティの融合なんて求めたこともないですね。そんなものはちゃんちゃらおかしい成功哲学や人生訓しか生まないだろうし。

 

数字で世界を見たがる科学者が道徳や人間性を失わないために、というような話でもないですよ。

 

純粋に、人間という生き物がどうしてそういう世界を思い描き、また欲するのか知っておく必要があると思うがゆえ、です。

 

人間という生き物が手前勝手に作り出すそのノイズを自ら取り払わない限り、人間が本当の意味で生命を知ることは難しいだろうと思ってゐるんですよね。

 

ついでに言うと、私の愉悦は、天使を気取る土鳩のきたない羽をむしり、悪魔を気取る豚のくさいケツを蹴り上げ、…その悲鳴を聞きながら美酒を傾けることです。