まったくその通りで、それは国の仕事であって、都知事の権限でどうにかなるものではない。ところがこの候補は最初の最初にそれをまるで自分が都知事になれば出来ることであるかのようにぶち上げてしまった。けっきょく候補者も熱狂的な支持者もこの国の構造や仕組みというものをまるで理解していないことが問題であって、傍目に感じる空転感というか滑り感はそのあたりにあると思いましたわ。

 

 

 

うん。俺もよくわからん。高々と掲げた「銀行員」「経済人」「アナリスト」経歴から、そのへんが垣間見える「さすがだなぁ」と思えるようなビジョンを聞かせてもらえるものかと思っていたのだが、けっきょく最後の最後まで「経済人」らしいものの見方や発想というのはこの候補には見いだせなかった。それどころか首が音を立ててしまうぐらい傾げざるを得ないものばかりだった。

 

選挙は都民に任せておけばいいわけだけれど、今回の選挙で誰が一番くやしい思いをするかと言えば…案外、京都大学経済学部出身の銀行員たちかもね

(;^_^A

 

ところでこのひと、自分が市長を務めた生まれ故郷でもある安芸高田市について、民度が低い、と、いつものごとく顔をゆがめて憎々しげに言ってしまったけれど、愛郷心の無い人が、たとえば都知事を踏み台に国政に打って出て愛国心を持って事にあたれるものなんでしょうかね。ま、踏み台さえ手に入れる器が無けりゃ何を望んでも無理でしょうけれど。